SS-520 4号機

読み:エスエス・ごひゃくにじゅう・よんごうき
外語:SS-520-4 英語
品詞:固有名詞

JAXAの宇宙科学研究本部(ISAS)が開発した観測ロケットSS-520の4号機。

目次

SS-520自体は歴史は古いがあまり実験されておらず謎の多いロケットである。

1・2号機は公式サイトに掲載されているが3号機が不明なまま、2017(平成29)年1月、今度は民生部品を用いた小型ロケットとして実験が実施された。

ロケットの仕様

  • 一段目: S-520
  • 二段目: (未詳)

ペイロード(積載物)

  • 3㎏程度の超小型衛星

計画

  • 実験期間: 2017(平成29)年1月11日〜2017(平成29)年1月31日 (実験予備期間を含む)
  • 実験場所: 内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県肝属郡肝付町)
  • 打ち上げ予定日: 2017(平成29)年1月11日 07:20〜08:50(日本標準時)
  • 実験概要
    • 民生技術を用いてロケット・衛星の開発を行ない、3㎏程度の超小型衛星の打ち上げの実証を行なう
    • 本実験は経済産業省 平成27年度宇宙産業技術情報基盤整備研究開発事業(民生品を活用した宇宙機器の軌道上実証)の採択をうけて実施される

全長9.65m、直径0.52mは、衛星打ち上げ可能なロケットとしては世界でも最小級となる。

今回は、民生品を活用したコスト削減の実験となった。

第一段ロケットの飛行は正常であったが、飛行中に通信機器に何らかのトラブルがあり機体からのテレメーターが受信できなくなった。このため、超小型衛星が搭載されていた第二段ロケットへの点火は安全のため実施されなかった。

なお、ロケットの追尾はその後も正常であり、ロケットは内之浦南東海上の予定落下区域に正常に着水したことが確認されている。

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