文字の字形(書体)をグリフといい、一定のデザインに基いたグリフの集合をフォントという。
古い電子計算機では、処理性能の都合から、全ての文字は同じ大きさで画面に表示された。手書きしたときに幅が全く異なるIとWも、画面では同じ幅になった。これを「等幅フォント」という。
これは古い電子計算機では、横80文字、縦25文字、というように「文字数」で固定されていたためである。
やがて電子計算機の性能が向上し、GUIを採用したオペレーティングシステムが登場すると、画面は文字単位からドット(ピクセル)単位となり、文字の大きさ等も自在となった。文字幅も自然なものとでき、これを「プロポーショナルフォント」という。
文字の書体を、どのように記録しているかにより、大きく二つに分けることができる。
古くはビットマップフォントが使われた。例えば文字を16ドット×16ドットとし、このマス目の中で文字を描いた情報を記録するものである。
上に述べた等幅フォントしか無い時代にはこれでも充分であったが、元の情報量は16ドット×16ドットといった決め打ちであるため、拡大したときにギザギザになるという難点があった。
次いで作られ、現在の主流はアウトラインフォントである。これは、文字の輪郭つまり文字の描きかたを情報として記録したものである。これは文字の拡大縮小が自在という利点があり、このためスケーラブルフォントとも呼ばれる。
用途に応じ、様々なものが開発され、使われてきた。