ミニディスク

読み:ミニディスク
外語:MD: Mini Disc
品詞:名詞

携帯型音楽プレイヤー用として作られたディスク媒体。当初の音楽用のほか、データ用がある。略して「MD」。

直径64.8mm、厚さ1.2mmのディスクを、横72mm×縦68mm×厚さ5mmのカートリッジに入れたものである。

カートリッジは3.5インチフロッピーディスクのようにシャッター式になっており、ディスクに傷がつきにくく、また埃も入りにくくなっている。

ミニディスク 60分
ミニディスク 60分

媒体

通常使われる録再両用メディアは光磁気ディスクである。

CDの置き換えを狙った再生専用媒体もあるが、これはCDと同等の光ディスクである。

しかしMDで販売されたタイトルは皆無であった。

レーザー等

主な仕様は次の通り。

  • レーザー光波長 ‐ 780nm 近赤外半導体レーザー(CDと同じ)
  • レンズ開口数(NA) ‐ 0.45
  • グルーブ記録
  • トラックピッチ
    • 1.6μm (60分、74分媒体)
    • 1.5μm (80分媒体)
  • 誤り訂正符号 ‐ Advanced CIRC(Cross Interleave Reed-Solomon Code)
  • 変調方式 ‐ EFM (8-14変調)

利点

MDは媒体がディスクであるため、テープのように絡んだり伸びたり磨耗したりせず、繰り返し使っても音質が劣化しないという特徴を持っていた。

また、ディスクの利点として頭出しが高速で、テープより利便性が高かったことから普及した。

録音時間

まず登場したものは、60分と74分のMDである。

ミニディスク 74分
ミニディスク 74分

74分MDの容量は140Mバイトである。ATRAC圧縮で情報量を約1/5に圧縮し、CDと同等の最大74分間のステレオ録音を可能とした。

後に最大80分までの録音が可能な177Mバイトの媒体も登場している。

ミニディスク 80分
ミニディスク 80分

接続方法

光ケーブルによるディジタル録音にも対応している。

サンプリング周波数44.1kHzを合わせれば、CD/LDプレイヤーやDATの光出力端子と接続が可能となっている。

これを意識して、光入力にシンクロ(同期)して録音を行なう機能を持ったMDレコーダも多かった。

但し、SCMSと呼ばれるコピーガード規格があり、ディジタル同士のダビングは著作権保護のため制限されている。