上位互換

読み:じょうい・ごかん
外語:upper compatible
品詞:名詞

元となるものとの互換性を維持しながら、より高性能を実現したもの。

先行する製品仕様に対し、後発の製品仕様が完全な互換性を有しており(これを後方互換という)、かつ先発の製品で利用できたものが全て後発の製品でも利用できるものをいう。

更に、後発の製品であるため先行製品よりも高性能なことが多く、これを含めて上位互換と呼ぶこともある。

実例

S-VHS

ビデオデッキのS-VHSは、従来のVHSの持つ全ての録画再生の機能を持ち、更に高画質の録画機能を搭載した。

このとき、S-VHSはVHSの「上位互換機」である、という。

つまり、S-VHSは、VHSと後方互換で、かつ上位互換である。

MSX

パーソナルコンピュータのMSX2は、従来のMSXの全ての機能を持ち、更に高性能となった。

このとき、MSX2はMSXの「上位互換機」である、という。

MSXシリーズはその後も同様に上位互換で拡張され、全ての機能を持ちながら(形骸化した仕様は除く)、高機能化された。

つまり、MSX2は、MSXと後方互換で、かつ上位互換である。

Z80

8ビットマイクロプロセッサの代表であるZ80は、8080の全ての機能を持ち、更に高性能となった。

このとき、Z80は8080の「上位互換プロセッサ」である、という。

つまり、Z80は、8080と後方互換で、かつ上位互換である。

誤用と混乱

互換性については、類似の用語が様々あり、誤用と混乱を招いている。

上位互換の場合、旧来のもの(後方)と互換性があるため、「後発製品は先発製品に後方互換がある」とも表現される。