圧縮アルゴリズムの一つで、エントロピー符号に属する。
ハフマン符号での圧縮のビット列は、一つの文字に対して割り当てられるビットが整数個であるとは限らない。
つまり、圧縮後のデータ全体が非常に長い小数を表わしているとも解釈できるため、ここから算術圧縮という名前が付けられた。
浮動小数点数による計算はコストが高く、処理が遅い。
そこで、精度を多少犠牲にして、計算を整数のみ、つまり固定小数点で扱う方法が考えられた。これがJones符号であり、生起確率区間は0以上の整数とする。
また、このJones符号を変形したものとしてRangeCoderが作られた。算術圧縮は生起確率区間を下端〜上端で表わしたが、RangeCoderはこれを下端と区間幅で表わし、式を変更した。
RangeCoderは特許がとられておらず安全である。一応、算術符号とは式が違うため算術符号の特許には抵触しないとされているが、かなりグレーではある。