高速リリースサイクル

読み:こうそくリリースサイクル
外語:rapid release 英語
品詞:名詞

ソフトウェアの開発手法の一つで、短期間のうちにメジャーバージョンを上げていくもの。

目次

この概念を最初に大々的に導入したのは、Google Chromeであった。それまで、バージョン番号を上げることは慎ましく行なわれていた中で、原則として6週間おきに次々とメジャーバージョンアップする業界の風雲児となった。

これに対抗するべく、Mozilla Firefoxも、バージョン5以降で原則として6週間おきにメジャーバージョンを上げていく高速リリースサイクルを導入した。

影響

高速リリースの影響は非常に大きいものだった。

Microsoftは、当初はこのようなリリース方法を批判していたものの、2013(平成25)年には、Microsoft Windowsでも高速リリースサイクルを導入するなどと発表されている。

その後のMozilla

Mozilla開発者は、Firefoxの高速リリースは失敗だったと考えているという。

これによって「Firefoxにうんざりした人が、Google Chromeへと移行してシェアが抜かれた」のだという。しかしながら、そのChromeは高速リリースサイクルの本家である。

関連する用語
バージョンアップ
アップデート

コメントなどを投稿するフォームは、日本語対応時のみ表示されます


KisoDic通信用語の基礎知識検索システム WDIC Explorer Version 7.04a (27-May-2022)
Search System : Copyright © Mirai corporation
Dictionary : Copyright © WDIC Creators club