かつて、NECが互換機潰しのために実施した代表的事例。
EPSON PCで、NEC製のソフトウェアを動作させようとすると、パーソナルコンピューターがリセットされてしまうというもの。
具体的には、BIOS ROM領域を参照し、NEC製のBIOSであるかどうかを確認する。NEC製ではないと判断した場合、リセットポートを叩く。
NEC製のMS-DOSなどにも仕掛けられていたため、結果としてOSの起動すらもできなかった。
プロテクトの処理部分をNOPなどで埋め、機能を停止させるパッチは、セイコーエプソン純正、あるいはフリーソフトウェアなどですぐに登場した。
このため、このプロテクトは有名無実の代名詞となったが、業務用途では、EPSON PCは信用ならないという評価を作るには一役買った模様。
後に、UMBの空き領域にXMSメモリーを割り当てることが流行しだすと、このプロテクトが誤爆したため、NECは激しく批判されることになった。
今でもエミュレーターを使うとこのプロテクトの誤爆に悩まされることがあるので油断ならない。