AOL(America Online)の子会社Nullsoft(mp3プレイヤーWinampなどの開発元)の一社員、ジーン・カン(Gene Kan)が開発したファイル交換ツール。
発表された直後にAOLにより削除されたものの、オリジナルのGnutellaは多くの人にダウンロードされ使われた。バージョン0.4まではNullsoft製だが、0.5以降はNullsoftから手が離れており、AOLとは無縁である。またGnutellaの動作を解析して作られたクローンも複数登場している(例:gtk_gnutellaやGnotella、Gnucleusなど)。
当初はオープンソースのGNUソフトウェアにするつもりで作者はこの名を選んだようだが、オリジナルは遂にフリーソフトウェアにはなれなかったようである。
類似の機能をもつソフトウェアにNapsterなどがあるが、このソフトは中央サーバ経由で接続する必要が有るため、違法データの交換で足がつきやすく、また中央サーバが止められると利用できなくなるという問題があった。対しGnutellaは任意のコンピュータに接続し、お互いがP2P(Peer to Peer)の関係で数珠繋ぎのように接続される形態を取るため、接続先となるマシンのIPアドレスさえ分かれば(アングラサイトで公開されている)自由に利用でき、何らかの圧力で利用を制限されることがないという利点がある。またNapsterはmp3しか交換できないが、Gnutellaはファイル形式に依存せず、どんなものでも交換可能という点で異なっている。
ジーン・カンはP2Pファイル交換/共有の草分けを作り上げたプログラマだったが、2002(平成14)年6月29日、鬱病による自殺により、25歳の若さでこの世を去ってしまった。