通信用語の基礎知識 IPv4
戻る
参加者募集中

ISO/IEC 14443

辞書:電算用語の基礎知識 計算機記憶装置編 (TCPERIS)
読み:アイエスオウ・アイイースィー・いちよんよんよんさん
外語:ISO/IEC 14443 英語
品詞:名詞
2002/11/26 作成
2015/06/17 更新

非接触ICカードの国際標準規格の一つで、近接型。通信に使う電波周波数やプロトコルなどが決められている。

小電力IC技術(RFID)の国際規格で、通信手段等を定めるもの。カード自体の大きさは、この規格では定めない。

近接型のこの規格は、通信距離10cmまでを想定している。

姉妹規格に、密着型(2mmまで)のISO/IEC 10536や、近傍型(70cmまで)のISO/IEC 15693などがある。

仕様

ISMである、13.56MHzの周波数で動作する。

通信速度は、106kbps〜848kbpsまでがある。

規格

ISOでの規格は次の通り。

  • ISO/IEC 14443-1 物理的特性
  • ISO/IEC 14443-2 電波出力と信号インターフェイス
  • ISO/IEC 14443-3 初期化と衝突防止
  • ISO/IEC 14443-4 伝送プロトコル

国内規格

ISOと日本での規格は次の通り。

  • JIS X 6322-1 外部端子なしICカード―近接型―第1部:物理的特性
  • JIS X 6322-2 外部端子なしICカード―近接型―第2部:伝送及び信号インタフェース
  • JIS X 6322-3 外部端子なしICカード―近接型―第3部:初期化及び衝突防止
  • JIS X 6322-4 外部端子なしICカード―近接型―第4部:伝送プロトコル

関連する規格は次の通り。

  • JIS X 6319-2 ICカード実装仕様―第2部:外部端子なし近接型ICカード
  • JIS X 6319-4 ICカード実装仕様―第4部:高速処理用ICカード

種類

Type A、Type Bの二種類が規格化されている。

  • Type A

    世界で最も使われている方式。

  • Type B

    日本では経済産業省の「IT CITY統一仕様・国内行政系カード標準規格」に採用され、省庁や地方自治体が主に使っている。

旅券(パスポート)についてはType A/Type Bのいずれかを用いることになっており、日本国旅券はType Bを採用している。

この他、Type Cとしてソニーが開発したFeliCaが提案されていたが、規格化されなかった。これは後にISO/IEC 18092(NFC)として標準化されることになる。

採用例

日本国内での採用例は、次の通りである。

Type A

オランダのPhilipsが開発したMIFAREである。日本ではあまり使われていない。

  • taspo
  • 福島交通バスICカード (廃止)
  • ICテレホンカード (廃止)

Type B

Type Bはモトローラが開発を主導したもので、日本国政府や地方自治体等が主に採用している。

FeliCa(参考)

Type Cとしては規格化されなかったが、参考までに採用例を示す。

これはソニーの開発したFeliCaである。日本におけるデファクトスタンダード

ICカード乗車券で主に採用されており、他にも無数に採用例がある。

コメントなどを投稿するフォームは、日本語対応時のみ表示されます


KisoDic通信用語の基礎知識検索システム WDIC Explorer Version 7.01d (17-May-2017)
Search System : Copyright © Mirai corporation
Dictionary : Copyright © WDIC Creators club