NCSAのMosaicを元としてMicrosoftの開発したWebブラウザ。
Internet Explorerは一から新規に開発されたものではなく、MosaicというWebブラウザがベースになっている。
かつて、Mozillaに喰われたMosaicであったが、Microsoftの手によって強力に生まれ変わり、遂にMozillaを叩き潰したのであった。
Internet Explorerは、バージョン6まではMicrosoft Internet Explorerだったが、Windows Vista搭載のバージョン7から名称が変更となり、Windows Internet Explorerとなった。
このソフトウェアは、ActiveXであるWebブラウザコントロールライブラリと、それを利用するためのクライアントアプリケーションの総称である。
つまり、一般に単なるアプリケーションとして見られることが多いが、実際はそうではない。Webブラウザやその関連制御を行なうライブラリはAPIとして用意されていて、それをWebブラウザとして扱えるようにしたのがInternet Explorerという存在である。
この形が成立したのはバージョン3.0からで、Internet Explorerが実用レベルに達した最初の版である。それより前は単なるアプリケーションである。また、Windows版以外のものも、単なるWebブラウザ機能を有したアプリケーションに過ぎない。Macintosh版、Solaris版、HP-UX版などが該当する。
Windows 95からInternet Explorerがオペレーティングシステム(OS)に標準添付されるようになった。
Windows 98にはIE 4.01相当、Windows 2000にはIE 5相当のActiveXコントロールがOSに内蔵され、シームレス(seamless: 繋ぎ目の無い)なインターネット利用環境を提供するようになった。
昔から、セキュリティが甘い点が指摘されているソフトウェアである。
インターネット技術は基本的に環境を問わず利用できるものだが、それではMicrosoftは儲からない。そこで自社技術への囲い込みを目的とし、Internet ExplorerだけでWindowsのかなりの機能が利用できるよう、設計された。この無謀な設計により、様々な問題を生むことになる。
例えば、バージョン3.01以前では公然の仕様として、外部からコマンドが実行できるという問題があった。このため、例えば「DELTREE C:」などを実行され、ディスクドライブ内のデータを全損される危険性があった。
さすがにMicrosoftは猛烈な勢いで叩かれ、バージョン3.02ではコマンドを実行する(開く)か確認するように暫定対応、そしてバージョン4.0以降では、「ゾーン」という区切り概念を用い、信頼できない場所では、利用者に尋ねることなくダウンロードを拒否できるようになった。
いずれにしても、Internet Explorerは、危険な動作は排除するという方向には向かわなかったわけである。
Internet Explorer 4.0以降では、OLEに対応した。
表示が、左がフォルダのツリー表示、右がそのフォルダ内、という一般的な画面を想定すると、この右側画面に、HTML、テクストファイル、GIF、JPEG、PNG、Flashなど、Internet Explorerで表示可能なリソースの表示が可能となった(但し、PNGが指定できるのはIE 5以降)。
その他にも、MicrosoftのWordやExcelなど、ActiveXサーバがインストールされている場合は、それらでも同様にリソースの表示や編集が可能になる。
これはかなり便利な機能で、Windowsらしいインターフェイスを提供する。
方法は、ツール(T)→フォルダオプション(O)→ファイルの種類(Windows Vistaの場合)から、追加したいリソースを選び、以下のような機能を追加すると、右クリックから表示が可能になる。
[ExploreFolder("%l","%l",%S)]
右クリックから指定したアクションを選ぶだけで右側に表示されるようになり、エクスプローラの操作性は格段に向上すると思われる。