Mozilla Firefox

読み:モジラ・ファイアーフォックス
読み:モジラ・ファイヤーフォックス
外語:Mozilla Firefox 英語
品詞:商品名

Mozilla Foundationが開発しているWebブラウザー

目次

機能・性能

軽快な動作、ポップアップ広告ブロック機能、タブブラウズ機能、検索エンジンサイトとの統合、RSSリーダーなど、おおよそWebブラウジングに必要な機能はほぼ全て揃っており、さらにプラグインによって機能を追加することもできる。

その性能(軽快な動作、比較的セキュア等)から、2004(平成16)年度のオンラインソフト関連の賞を総なめにした実績も持つ。

人気のあった頃

バージョン1.0が公開されてから最初の1ヶ月で全世界で1000万ダウンロードを記録するなど、Mozilla Foundationの予想をはるかに超えた人気を得ることとなった。

これは、頻発するInternet Explorerセキュリティホール報告などにより予備のブラウザーを用意しておこうと考えている人や、MicrosoftがWebブラウザーを完全独占することで利益を吸い上げるというその腹黒い意図を嫌う人が多かったことを示していると考えられる。

バージョン3.0では24時間ダウンロード数のギネス記録に挑戦となり、全世界で同時リリース、結果800万ダウンロードを記録した。

但し、Mozilla FirefoxもInternet Explorerと大差ない、深刻なセキュリティホールを度々発生させている。例えば、Firefox 3.0の場合は正式リリースから約5時間後に、深刻な脆弱性(ゼロデイ脆弱性)が確認された。

衰退期

Firefoxは、回を重ねるごとに熱心なユーザーを減らしていった。

  • 無意味で不便でしかないラピッドリリース
  • 悪趣味なUI変更を度々実行
  • バージョンアップするたびに拡張機能を振り落とす
  • アドオンの作りにくさ

これまで、人心を失うようなことしかしていない。

沿革

36まで。以降も継続してリリースされている。

  • 2015(平成27)年2月24日: バージョン36.0 正式リリース
  • 2015(平成27)年1月13日: バージョン35.0 正式リリース
  • 2014(平成26)年12月1日: バージョン34.0 正式リリース
  • 2014(平成26)年10月14日: バージョン33.0 正式リリース
  • 2014(平成26)年8月2日: バージョン32.0 正式リリース
  • 2014(平成26)年7月22日: バージョン31.0 正式リリース
  • 2014(平成26)年6月10日: バージョン30.0 正式リリース
  • 2014(平成26)年4月29日: バージョン29.0 正式リリース
  • 2014(平成26)年3月18日: バージョン28.0 正式リリース
  • 2014(平成26)年2月4日: バージョン27.0 正式リリース
  • 2013(平成25)年12月10日: バージョン26.0 正式リリース
  • 2013(平成25)年10月29日: バージョン25.0 正式リリース
  • 2013(平成25)年9月17日: バージョン24.0 正式リリース
  • 2013(平成25)年8月6日: バージョン23.0 正式リリース
  • 2013(平成25)年6月25日: バージョン22.0 正式リリース
  • 2013(平成25)年5月14日: バージョン21.0 正式リリース
  • 2013(平成25)年4月2日: バージョン20.0 正式リリース
  • 2013(平成25)年2月19日: バージョン19.0 正式リリース
  • 2013(平成25)年1月8日: バージョン18.0 正式リリース
  • 2012(平成24)年11月20日: バージョン17.0 正式リリース
  • 2012(平成24)年10月9日: バージョン16.0 正式リリース
  • 2012(平成24)年8月28日: バージョン15.0 正式リリース
  • 2012(平成24)年6月26日: バージョン14.0 正式リリース
  • 2012(平成24)年6月5日: バージョン13.0 正式リリース
  • 2012(平成24)年4月24日: バージョン12.0 正式リリース
  • 2012(平成24)年3月14日: バージョン11.0 正式リリース
  • 2012(平成24)年1月31日: バージョン10.0 正式リリース
  • 2011(平成23)年12月20日: バージョン9.0 正式リリース
  • 2011(平成23)年11月8日: バージョン8.0 正式リリース
  • 2011(平成23)年9月27日: バージョン7.0 正式リリース
  • 2011(平成23)年8月16日: バージョン6.0 正式リリース
  • 2011(平成23)年6月21日: バージョン5.0 正式リリース
  • 2011(平成23)年3月22日: バージョン4.0 正式リリース
  • 2010(平成22)年1月21日: バージョン3.6 正式リリース
  • 2009(平成21)年6月30日: バージョン3.5 正式リリース
  • 2007(平成19)年6月17日: バージョン3.0 正式リリース
  • 2006(平成18)年10月25日: バージョン2.0 正式リリース
  • 2004(平成16)年11月9日: バージョン1.0 リリース

普及

その機能面や、ソースが入手できるという点から、現在はLinuxやUNIX系OSにおける標準的なWebブラウザーとなっている。

名称

最初のバージョン0.1はPhoenixと呼ばれた。

商標上の問題でバージョン0.6からFirebirdに改名された。しかしこれも商標上の問題があることが分かり、バージョン0.8からMozilla Firefoxへと名称が変更された。

ちなみに、Phoenixとは不死鳥ないし火の鳥、Firebirdも同義であったが、Firefoxはレッサーパンダの意である。つまり、キツネではない。

しかしながら、Firefoxのアイコンやロゴは、誰がどう見ても「地球を包み込むキツネ」である。また日本産まれのマスコットキャラ「フォクすけ」は、そのまま「尻尾が燃えるキツネ」である。確かにfireなfoxである。

JavaScriptエンジン

Firefox 37以降

更に新しいバージョンもリリースされる予定である。

  • Firefox 51 (2016(平成28)年1月24日リリース予定)
  • Firefox 50.0.1 (2016(平成28)年12月13日リリース予定)
  • Firefox 50 (2016(平成28)年11月8日リリース予定)
  • Firefox 49 (2016(平成28)年9月13日リリース予定)
  • Firefox 48 (2016(平成28)年8月2日リリース予定)
  • Firefox 47 (2016(平成28)年6月7日リリース予定)
  • Firefox 46 (2016(平成28)年4月19日リリース予定)
  • Firefox 45/ESR 45 (2016(平成28)年3月8日リリース予定)

↑これ以降、リリース期間を6週間ごとから6〜8週間ごとに延長

以降はリリース済み

  • Firefox 44 (2016(平成28)年1月26日)
  • Firefox 43 (2015(平成27)年12月15日) ‐ 未署名のアドオンを排除、Firefox離れに拍車
  • Firefox 42 (2015(平成27)年11月3日)
  • Firefox 41 (2015(平成27)年9月22日)
  • Firefox 40 (2015(平成27)年8月11日) ‐ Windows 10に完全対応
  • Firefox 39 (2015(平成27)年6月30日) ‐ スキントーン絵文字に対応
  • Firefox 38 (2015(平成27)年5月12日) ‐ ruby要素対応、DRM対応
  • Firefox 37 (2015(平成27)年3月31日)

Firefox 36

HTTP/2に完全対応した。

  • Mozilla Firefox 36.0.4
  • Mozilla Firefox 36.0.3
  • Mozilla Firefox 36.0.1
  • Mozilla Firefox 36.0.0 ‐ 2015(平成27)年2月24日

Firefox 35

CSSフィルターを標準で有効化。不正なSSL証明書を見破る機能「HTTP公開鍵のピンニング」を搭載。

  • Mozilla Firefox 35.0.1 ‐ 2015(平成27)年1月26日
  • Mozilla Firefox 35.0 (2015(平成27)年1月13日

Firefox 34

WebRTCを利用したコミュニケーション機能が拡張され、他のWebブラウザー利用者とビデオチャットや音声通話をする新機能「Firefox Hello」が搭載された。

脆弱性が発覚したSSL 3.0が標準状態で無効化された。

  • Mozilla Firefox 34.0.5 (2014(平成26)年12月1日)
  • Mozilla Firefox 34.0 (2014(平成26)年12月1日)

Firefox 33

WebRTC利用したコミュニケーション機能を搭載。

OpenH264でITU-T H.264に対応。

Android版は、Chromecast と Roku へのストリーミング転送に対応。

33.1では、履歴を素早く削除する「忘却ボタン」、プライバシーに配慮した検索サイトDuckDuckGoの追加など、プライバシー機能の強化がなされた。

  • Mozilla Firefox 33.1.1 (2014(平成26)年11月14日)
  • Mozilla Firefox 33.1 (2014(平成26)年11月10日)
  • Mozilla Firefox 33.0.3 (2014(平成26)年11月6日)
  • Mozilla Firefox 33.0.2 ‐ Gecko 33.0.2 (2014(平成26)年10月28日)
  • Mozilla Firefox 33.0.1 ‐ Gecko 33.0.1 (2014(平成26)年10月24日)
  • Mozilla Firefox 33.0 ‐ Gecko 33.0 (2014(平成26)年10月14日)

Firefox 32

HTTPキャッシュ(v2)が標準で有効となった。

右クリックメニューが変更され「戻る(B) 進む(F) 更新(R)」がなくなりアイコンに変更されたため、キーボードでの操作が不可能となり操作性が悪化した。

32.0.3をもってサポートは終了した。32.0.4に相当する次の版は、33.0である。

  • Mozilla Firefox 32.0.3 ‐ Gecko 32.0.3 (2014(平成26)年9月24日)
  • Mozilla Firefox 32.0.2 ‐ Gecko 32.0.2 (2014(平成26)年9月18日)
  • Mozilla Firefox 32.0.1 ‐ Gecko 32.0.1 (2014(平成26)年9月12日)
  • Mozilla Firefox 32.0 ‐ Gecko 32.0 (2014(平成26)年9月2日)

Firefox 31

Firefox 24に続く、長期サポートESR(Extended Support Release)版のESR31が提供される。

新しいタブを開くと画面に検索ボックスが表示される機能を追加。

  • Mozilla Firefox 31.5.3 ESR
  • Mozilla Firefox 31.5.2 ESR
  • Mozilla Firefox 31.5.0 ESR
  • Mozilla Firefox 31.4.0 ESR
  • Mozilla Firefox 31.3.0 ESR ‐ (2014(平成26)年12月1日)
  • Mozilla Firefox 31.2.0 ESR ‐ (2014(平成26)年10月14日)
  • Mozilla Firefox 31.1.1 ESR ‐ (2014(平成26)年9月24日)
  • Mozilla Firefox 31.1.0 ESR ‐ (2014(平成26)年9月2日)
  • Mozilla Firefox 31.0 ‐ Gecko 31.0 (2014(平成26)年7月22日)

Firefox 30

プラグインがホワイトリスト方式となった。サイドバーを表示するボタンを追加。

30.0をもってサポートは終了した。30.0.1に相当する次の版は、31.0である。

  • Mozilla Firefox 30.0 ‐ Gecko 30.0 (2014(平成26)年6月10日)

マイナーアップデートがなかった。

Firefox 29

新たなUIである「Australis」を導入してUIの大規模な変更を実施し、ますますChromeのパクリのようになった。

Australisでは、従来画面下部に表示されていたアドオンバー(Addon bar)が完全廃止された。殆どのアドオンはこの仕様変更への対応として、URL欄右側にアイコンを表示させる方法に対応している。

ただ、URL欄右側のような目立つ場所に表示させていては邪魔になるようなものは一番下に表示されていたほうが利便が良いこともあるため、アドオンを使うことでFirefox 29以降でもアドオンバーを復元できる。例えば「The Addon Bar (restored)」などのアドオンが公開されている。

また、Firefox for Android 29から、AndroidでFirefox OSアプリの動作が可能となった。

29.0.1をもってサポートは終了した。29.0.2に相当する次の版は、30.0である。

  • Mozilla Firefox 29.0.1 ‐ 4件のバグ修正、Gecko 29.0.1 (2014(平成26)年5月9日)
  • Mozilla Firefox 29.0 ‐ Gecko 29.0 (2014(平成26)年4月29日)

Firefox 28

GamePad APIに対応し、ブラウザーをゲームパッドから操作することが可能となった。

ビデオCODECのVP9に対応、WebM形式の動画で音声圧縮Opusに対応。HTML5のvideo要素とaudio要素で音声コントロールが改善された。

Firefox 27に対する数多くの脆弱性修正も含まれている。

28.0をもってサポートは終了した。28.0.1に相当する次の版は、29.0である。

  • Mozilla Firefox 28.0 ‐ Gecko 28.0 (2014(平成26)年3月18日)

マイナーアップデートがなかった。

Firefox 27

暗号化プロトコル「TLS 1.2」対応。SPDY 3.1対応。

新しくソーシャルAPIが改良され、複数のサービスからの通知やチャットなどの同時着信が可能となった。

27.0.1をもってサポートは終了した。27.0.2に相当する次の版は、28.0である。

  • Mozilla Firefox 27.0.1 ‐ Gecko 27.0.1 (2014(平成26)年2月13日)
  • Mozilla Firefox 27.0 ‐ Gecko 27.0 (2014(平成26)年2月4日)

Firefox 26

画像が大量にあるページに対する表示速度が大幅に改善された。

26.0をもってサポートは終了した。26.0.1に相当する次の版は、27.0である。

  • Mozilla Firefox 26.0 ‐ Gecko 26.0 (2013(平成25)年12月10日)

マイナーアップデートがなかった。

Firefox 25

Web Audio APIに対応した。従来は、Firefox 4から対応したAudio Data APIがあったが、Web Audio APIではより高度な音響制御が可能である。

25.0.1をもってサポートは終了した。25.0.2に相当する次の版は、26.0である。

  • Mozilla Firefox 25.0.1 ‐ Gecko 25.0.1 (2013(平成25)年11月16日)
  • Mozilla Firefox 25.0 ‐ Gecko 25.0 (2013(平成25)年10月29日)

Firefox 24

Firefox 17に続く、長期サポートESR(Extended Support Release)版のESR24が提供される。

「右側のタブを閉じる機能」を追加。

OS X用は、OS X 10.7以降で採用された新しいスクロールバーに対応。

Android用は、WebRTC、NFC(Android Beam)の対応が開始された。

ESRの後継はFirefox 31(ESR31)である。

  • Mozilla Firefox 24.8.0 ESR ‐ (2014(平成26)年9月24日)
  • Mozilla Firefox 24.7.0 ESR ‐ (2014(平成26)年7月22日)
  • Mozilla Firefox 24.6.0 ESR ‐ (2014(平成26)年6月10日)
  • Mozilla Firefox 24.5.0 ESR ‐ (2014(平成26)年4月29日)
  • Mozilla Firefox 24.4.0 ESR ‐ (2014(平成26)年3月18日)
  • Mozilla Firefox 24.3.0 ESR ‐ (2014(平成26)年2月4日)
  • Mozilla Firefox 24.2.0 ESR ‐ (2013(平成25)年12月10日)
  • Mozilla Firefox 24.1.1 ESR ‐ (2013(平成25)年11月15日)
  • Mozilla Firefox 24.1.0 ESR ‐ (2013(平成25)年10月29日)
  • Mozilla Firefox 24.0 ‐ Gecko 24.0 (2013(平成25)年9月17日)

Firefox 23

XSSを防止する標準、CSP 1.0に対応。

SSLと非SSLが混在するサイトで、SSLサイト内の非SSLコンテンツを、デフォルトでブロックし非表示にする。

サードパーティーCookieを拒絶する機能がデフォルトでONとなる。

blink要素とCSSのtext-decoration: blink;が、このバージョンから廃止された。1995(平成7)年リリースの「Netscape Navigator 2.0」に搭載されたMozilla独自機能であったが、Firefox 22を最後に18年の歴史に幕を下ろしたことになる。

ロゴやアイコンが、立体的なものから、のっぺりしたものになった。

23.0.1をもってサポートは終了した。23.0.2に相当する次の版は、24.0である。

  • Mozilla Firefox 23.0.1 ‐ 2件の不具合を修正 Gecko 23.0.1 (2013(平成25)年8月17日)
  • Mozilla Firefox 23.0 ‐ Gecko 23.0 (2013(平成25)年8月6日)

Firefox 22

サードパーティーCookieを拒絶する機能が搭載される(デフォルトはOFF)。

Webブラウザー上でリアルタイムコミュニケーション(RTC)を可能にするためのフレームワークである「WebRTC」プロトコルに対応した。

JavaScriptのサブセット言語「asm.js」を搭載。asm.jsは最適化可能な言語仕様で、対応環境では高速に実行でき、asm.js未対応でも通常のJavaScriptと完全互換であるためそのまま実行できる。

22.0をもってサポートは終了した。22.0.1に相当する次の版は、23.0である。

  • Mozilla Firefox 22.0 ‐ Gecko 22.0 (2013(平成25)年6月25日)

マイナーアップデートがなかった。

Firefox 21

トラッキング拒否設定「Do Not Track」で3段階の設定が可能となった。

21.0をもってサポートは終了した。21.0.1に相当する次の版は、22.0である。

  • Mozilla Firefox 21.0 ‐ Gecko 21.0 (2013(平成25)年5月14日)

マイナーアップデートがなかった。

Firefox 20

プライベートブラウジングモードや、プラグインと一緒にフリーズしないよう改善するなどの改良が施された。

20.0.1をもってサポートは終了した。20.0.2に相当する次の版は、21.0である。

  • Mozilla Firefox 20.0 ‐ Gecko 20.0 (2013(平成25)年4月2日)
  • Mozilla Firefox 20.0.1 ‐ バグ修正 (2013(平成25)年4月11日)

Firefox 19

HTML5とJavaScriptで実装されたPDFビューアー機能が搭載され、追加プラグインを不要とした。

19.0.2をもってサポートは終了した。19.0.3に相当する次の版は、20.0である。

  • Mozilla Firefox 19.0.2 ‐ Gecko 19.0.2 (2013(平成25)年3月7日)
  • Mozilla Firefox 19.0.1 ‐ Gecko 19.0.1 (2013(平成25)年2月27日、Windows 8のみ)
  • Mozilla Firefox 19.0 ‐ Gecko 19.0 (2013(平成25)年2月19日)

Firefox 18

JavaScriptエンジンにIonMonkeyを採用した。Firefox 9以来の大きな変更である。これは、JavaScriptのコードを一度中間言語に翻訳し、最適化処理を施した上でさらに機械語に翻訳する機能を有する。

Kraken JavaScript BenchmarkではFirefox 17比で26%、V8ベンチマークではFirefox 17より7%、Firefox 15より20%、それぞれ高速化されたとしている。

18.0.2をもってサポートは終了した。18.0.3に相当する次の版は、19.0である。

  • Mozilla Firefox 18.0.2 ‐ 1件の不具合を修正 Gecko 18.0.2 (2013(平成25)年2月5日)
  • Mozilla Firefox 18.0.1 ‐ 3件の不具合を修正 Gecko 18.0.1 (2013(平成25)年1月18日)
  • Mozilla Firefox 18.0 ‐ Gecko 18.0 (2013(平成25)年1月8日)

Firefox 17

Firefox 10に続く、長期サポートESR(Extended Support Release)版のESR17が提供される。

クリックするまでFlash広告などが表示されないようにするためのClick to playの強化、Social API、ロケーションバーの変更などが導入されたバージョン。

ESR版は17.0.11が最後で、ESRの後継はFirefox 24(ESR24)である。

  • Mozilla Firefox 17.0.11 ESR ‐ (2013(平成25)年11月15日)
  • Mozilla Firefox 17.0.10 ESR ‐ (2013(平成25)年10月29日)
  • Mozilla Firefox 17.0.9 ESR ‐ (2013(平成25)年9月17日)
  • Mozilla Firefox 17.0.8 ESR ‐ (2013(平成25)年8月6日)
  • Mozilla Firefox 17.0.7 ESR ‐ (2013(平成25)年6月25日)
  • Mozilla Firefox 17.0.6 ESR ‐ 1件の脆弱性を修正 (2013(平成25)年5月14日)
  • Mozilla Firefox 17.0.5 ESR ‐ (2013(平成25)年4月2日)
  • Mozilla Firefox 17.0.4 ESR ‐ (2013(平成25)年3月7日)
  • Mozilla Firefox 17.0.3 ESR ‐ (2013(平成25)年2月19日)
  • Mozilla Firefox 17.0.2 ESR ‐ (2013(平成25)年1月8日)
  • Mozilla Firefox 17.0.1 ‐ Gecko 17.0.1 (2012(平成24)年11月30日)
  • Mozilla Firefox 17.0 ‐ Gecko 17.0 (2012(平成24)年11月20日)

Firefox 16

インクリメンタルガーベジコレクション搭載。マウスクリックやキー入力の反応の高速化や、大量のデータを処理し続けるWebアプリケーションのゲームやアニメーションなどが滑らかになることが期待される。

16.0.2をもってサポートは終了した。16.0.3に相当する次の版は、17.0である。

  • Mozilla Firefox 16.0.2 ‐ Gecko 16.0.2 (2012(平成24)年10月26日)
  • Mozilla Firefox 16.0.1 ‐ Gecko 16.0.1 (2012(平成24)年10月12日)
  • Mozilla Firefox 16.0 ‐ Gecko 16.0 (2012(平成24)年10月9日)

Firefox 15

HTML5WebGLMathMLなどへの対応強化。

HTML5とJavaScriptで実装されたPDFビューアーが搭載されており、ネイティブでPDFのサポートが開始された。

15.0.1をもってサポートは終了した。15.0.2に相当する次の版は、16.0である。

  • Mozilla Firefox 15.0.1 ‐ バグ修正、Gecko 15.0.1 (2012(平成24)年9月7日)
  • Mozilla Firefox 15.0 ‐ Gecko 15.0 (2012(平成24)年8月28日)

Firefox 14

セキュリティーの強化。例えば、Google検索をSSL暗号化する機能に対応した。

  • Mozilla Firefox 14.0.1 ‐ Gecko 14.0 (2012(平成24)年7月17日)

Android用もほぼバージョン番号を同期してリリースされている。

  • Mozilla Firefox for Android 14.0.1 ‐ (2012(平成24)年7月17日)
  • Mozilla Firefox for Android 14.0 ‐ (2012(平成24)年6月26日)

14.0.1をもってサポートは終了した。14.0.2に相当する次の版は、15.0である。

Firefox 13

新しいタブを開いた時に、よく訪れるページをサムネイルで一覧表示する機能を搭載。

このバージョンから、対応OSの下限がWindows XP SP2に変更となり、Windows 2000のサポートが外れた。

13.0.1をもってサポートは終了した。13.0.2に相当する次の版は、14.0である。

  • Mozilla Firefox 13.0.1 ‐ 不具合の修正、Gecko 13.0.1 (2012(平成24)年6月15日)
  • Mozilla Firefox 13.0 ‐ Gecko 13.0 (2012(平成24)年6月5日)

Firefox 12

Windows版の更新時、ユーザーアカウント制御(UAC)のダイアログが表示されない仕組みが導入されたバージョン。

Windows 2000に対応する最後のバージョンである。

12.0をもってサポートは終了した。12.0.1に相当する次の版は、13.0である。

  • Mozilla Firefox 12.0 ‐ Gecko 12.0 (2012(平成24)年4月24日)

マイナーアップデートがなかった。

Firefox 11

Firefox Syncを拡張し、アドオンの同期機能が実装されたバージョン。

11.0をもってサポートは終了した。11.0.1に相当する次の版は、12.0である。

  • Mozilla Firefox 11.0 ‐ Gecko 11.0 (2012(平成24)年3月14日)

マイナーアップデートがなかった。

Firefox 10

主として操作性の改善に注力したバージョン。

高速リリースサイクル導入以降、この版で初めて長期サポート版が提供されるようになった(その前の事実上の長期サポート版はFirefox 3.6)。

ビジネス向けに、長期サポートESR(Extended Support Release)版のESR10(Firefox 10.0esr)が提供されている。

10.0.2をもってreleaseチャンネルでのサポートは終了した。10.0.3に相当する次の版は、11.0である。Mobile版は10.0.5が最後で、次はFirefox for Android 14.0である。

ESR版はFirefox 18と共にリリースされた10.0.12が最後で、ESRの後継はFirefox 17(ESR17)である。

  • Mozilla Firefox 10.0.12 ESR ‐ (2013(平成25)年1月8日)
  • Mozilla Firefox 10.0.11 ESR ‐ (2012(平成24)年11月20日)
  • Mozilla Firefox 10.0.10 ESR ‐ (2012(平成24)年10月26日)
  • Mozilla Firefox 10.0.9 ESR ‐ (2012(平成24)年10月12日)
  • Mozilla Firefox 10.0.8 ESR ‐ (2012(平成24)年10月9日)
  • Mozilla Firefox 10.0.7 ESR ‐ (2012(平成24)年8月28日)
  • Mozilla Firefox 10.0.6 ESR ‐ (2012(平成24)年7月17日)
  • Mozilla Firefox 10.0.5 ESR/Mobile ‐ (2012(平成24)年6月5日)
  • Mozilla Firefox 10.0.4 ESR/Mobile ‐ (2012(平成24)年4月24日)
  • Mozilla Firefox 10.0.3 ESR/Mobile ‐ (2012(平成24)年3月13日)
  • Mozilla Firefox 10.0.2 ‐ 1件の脆弱性を修正、Gecko 10.0.2 (2012(平成24)年2月16日)
  • Mozilla Firefox 10.0.1 ‐ 1件の脆弱性を修正、Gecko 10.0.1 (2012(平成24)年2月10日)
  • Mozilla Firefox 10.0 ‐ Gecko 10.0 (2012(平成24)年1月31日)

Firefox 9

JavaScriptエンジンの改良。型推論を導入し、推論された型情報でJägerMonkeyのJITコンパイラーを活用することで高速化に寄与、一般的なサイトで2割から3割程度の速度向上となる。

9.0.1をもってサポートは終了した。9.0.2に相当する次の版は、10.0である。

  • Mozilla Firefox 9.0.1 ‐ Gecko 9.0.1 (2011(平成23)年12月21日)
  • Mozilla Firefox 9.0 ‐ Gecko 9.0 (2011(平成23)年12月20日)

Firefox 8

タブ復元、アドオン管理の改良、WebGLHTML5への対応強化などが目玉。ユーザーの許可無く勝手にインストールされたアドオンは無効化され、ユーザーが必要に応じて有効化できるようになった。

8.0.1をもってサポートは終了した。8.0.2に相当する次の版は、9.0である。

  • Mozilla Firefox 8.0.1 ‐ Gecko 8.0.1 (2011(平成23)年11月22日)
  • Mozilla Firefox 8.0 ‐ Gecko 8.0 (2011(平成23)年11月8日)

Firefox 7

7.0.1をもってサポートは終了した。7.0.2に相当する次の版は、8.0である。

  • Mozilla Firefox 7.0.1 ‐ 不具合の修正、Gecko 7.0.1 (2011(平成23)年9月29日)
  • Mozilla Firefox 7.0 ‐ Gecko 7.0 (2011(平成23)年9月27日)

Firefox 6

2011(平成23)年8月16日にリリースされた。

ロケーションバーにフォーカスがない時はドメイン名のみを強調表示、WebSocket APIの最新草案版に暫定対応、window.matchMedia対応などの改良がある。

6.0.2をもってサポートは終了した。6.0.3に相当する次の版は、7.0である。

  • Mozilla Firefox 6.0.2 ‐ DigiNotar関連SSL証明書の全失効、Gecko 6.0.2 (2011(平成23)年9月6日)
  • Mozilla Firefox 6.0.1 ‐ Gecko 6.0.1 (2011(平成23)年8月30日)
  • Mozilla Firefox 6.0 ‐ Gecko 6.0 (2011(平成23)年8月16日)

Firefox 5

2011(平成23)年6月21日にリリースされた。次の6は8週間後、以降6週間ごとにリリースし、年内に「9」までバージョンをあげて他への対抗力とするなる方針「高速リリースサイクル」導入を表明した。次々とメジャーバージョン番号を上げているGoogle Chromeへの対抗措置と見られる。

CSS Animationサポート、Linuxデスクトップ環境との統合、Canvas/JavaScript/メモリー/ネットワーキングのパフォーマンス強化、WebGLでのクロスドメインテクスチャの無効化、機能追加および仕様変更がなされている。

5.0.1をもってサポートは終了した。5.0.2に相当する次の版は、6.0である。

  • Mozilla Firefox 5.0.1 ‐ 不具合の修正、Gecko 5.0.1 (2011(平成23)年7月11日)
  • Mozilla Firefox 5.0 ‐ Gecko 5.0 (2011(平成23)年6月21日)
  • Mozilla Firefox 5.0β7 ‐ (2011(平成23)年6月15日)
  • Mozilla Firefox 5.0β6 ‐ (2011(平成23)年6月14日)
  • Mozilla Firefox 5.0β5 ‐ (2011(平成23)年6月10日)
  • Mozilla Firefox 5.0β3 ‐ (2011(平成23)年6月1日)
  • Mozilla Firefox 5.0β2 ‐ (2011(平成23)年5月12日)

Firefox 4.0

Gecko 2.0の実装により、HTML5対応など機能の改善が図られたバージョン。開発コードネームは「Minefield」。JavaScriptエンジンJägerMonkeyが導入された。

このバージョンから、Mac OS X版はPowerPC版の公式サポートがなくなり、公式にはIntel CPU版のみとなった。

各タブごとに別々のプロセスを割り当てるOoPPも対応。UI共々、Google Chromeのパクリのようなブラウザーとなった。

4.0.1をもってサポートは終了した。4.0.2に相当する次の版は、5.0である。

  • Mozilla Firefox 4.0.1 ‐ 14件の脆弱性を修正、Gecko 2.0.1 (2011(平成23)年4月28日)
  • Mozilla Firefox 4.0 ‐ Gecko 2.0 (2011(平成23)年3月22日)
  • Mozilla Firefox 4.0 RC1 ‐ Gecko 2.0 (2011(平成23)年3月9日)
  • Mozilla Firefox 4.0β12 ‐ Gecko 2.0b12 (2011(平成23)年2月25日)
  • Mozilla Firefox 4.0β11 ‐ Gecko 2.0b11 (2011(平成23)年2月8日)
  • Mozilla Firefox 4.0β10 ‐ Gecko 2.0b10 (2011(平成23)年1月25日)
  • Mozilla Firefox 4.0β9 ‐ Gecko 2.0b9 (2011(平成23)年1月14日)
  • Mozilla Firefox 4.0β8 ‐ Gecko 2.0b8 (2010(平成22)年12月22日)
  • Mozilla Firefox 4.0β7 ‐ Gecko 2.0b7 (2010(平成22)年11月10日)
  • Mozilla Firefox 4.0β6 ‐ Gecko 2.0b6 (2010(平成22)年9月14日)
  • Mozilla Firefox 4.0β5 ‐ Gecko 2.0b5 (2010(平成22)年9月7日)
  • Mozilla Firefox 4.0β4 ‐ Gecko 2.0b4 (2010(平成22)年8月24日)
  • Mozilla Firefox 4.0β3 ‐ Gecko 2.0b3 (2010(平成22)年8月6日)
  • Mozilla Firefox 4.0β2 ‐ Gecko 2.0b2 (2010(平成22)年7月27日)
  • Mozilla Firefox 4.0β1 ‐ Gecko 2.0b1 (2010(平成22)年7月6日)

Firefox 3.7

2010(平成22)年前半に完成版を公開予定としていたが、開発が中止となった、内部的な改良をする版。

Flashなどの動作を別プロセスで行なうことで、プラグインで問題が起きてもブラウザ自体は守られる予定だった。

レンダリングエンジンであるGeckoはバージョン1.9.3である。

Firefox 3.7で実現する予定だった機能のうち、Flashなどの動作を別プロセスで行なう機能OoPPはFirefox 3.6.4で取り込まれ、UIの変更はFirefox 4.0で取り込まれた。

  • Mozilla Firefox 3.7α5 ‐ (2010(平成22)年6月16日)
  • Mozilla Firefox 3.7α4webm ‐ (2010(平成22)年5月19日)
  • Mozilla Firefox 3.7α4 ‐ (2010(平成22)年4月12日)
  • Mozilla Firefox 3.7α3 ‐ (2010(平成22)年3月17日)
  • Mozilla Firefox 3.7α2 ‐ (2010(平成22)年3月2日)
  • Mozilla Firefox 3.7α1 ‐ (2010(平成22)年2月10日)

Firefox 3.6

Firefox 3.5の後継。開発コードネームは「Namoroka」(マダガスカル共和国にあるナモロカ国立公園)。

表示テーマ「Persona(ペルソナ)」機能搭載(いわゆるスキン機能)や、新Web用フォントフォーマット「WOFF」対応などの新機能の他、JavaScriptエンジンTraceMonkey」の改良で高速化、起動高速化などの改良がある。

公式では、PowerPC版Mac OS Xに対応する最後のバージョン。これ以降のPowerPC用は非公式になる。

当初は2009(平成21)年中に公開予定だったが、若干遅延し2010(平成22)年1月に公開された。なお、3.6.1と3.6.5は存在しない。

レンダリングエンジンであるGeckoはバージョン1.9.2である。

2012(平成24)年4月23日にサポートを終了した。3.6.28が最後のバージョンとなった。後継となる最新はFirefox 12、長期サポート版はESR10である。

  • Mozilla Firefox 3.6.28 ‐ Gecko 1.9.2.28
  • Mozilla Firefox 3.6.27 ‐ Gecko 1.9.2.27
  • Mozilla Firefox 3.6.26 ‐ 5件の脆弱性を修正、Gecko 1.9.2.26 (2012(平成24)年1月31日)
  • Mozilla Firefox 3.6.25 ‐ Gecko 1.9.2.25 (2011(平成23)年12月20日)
  • Mozilla Firefox 3.6.24 ‐ Gecko 1.9.2.24 (2011(平成23)年11月8日)
  • Mozilla Firefox 3.6.23 ‐ Gecko 1.9.2.23 (2011(平成23)年9月27日)
  • Mozilla Firefox 3.6.22 ‐ DigiNotar関連SSL証明書の全失効、Gecko 1.9.2.22 (2011(平成23)年9月6日)
  • Mozilla Firefox 3.6.21 ‐ Gecko 1.9.2.21 (2011(平成23)年8月30日)
  • Mozilla Firefox 3.6.20 ‐ Gecko 1.9.2.20 (2011(平成23)年8月16日)
  • Mozilla Firefox 3.6.19 ‐ Gecko 1.9.2.19 (2011(平成23)年7月11日)
  • Mozilla Firefox 3.6.18 ‐ Gecko 1.9.2.18 (2011(平成23)年6月21日)
  • Mozilla Firefox 3.6.17 ‐ 6件の脆弱性を修正、Gecko 1.9.2.17 (2011(平成23)年4月28日)
  • Mozilla Firefox 3.6.16 ‐ 不具合の修正、Gecko 1.9.2.16 (2011(平成23)年3月22日)
  • Mozilla Firefox 3.6.15 ‐ 不具合の修正、Gecko 1.9.2.15 (2011(平成23)年3月4日)
  • Mozilla Firefox 3.6.14 ‐ 10件の脆弱性を修正、Gecko 1.9.2.14 (2011(平成23)年3月1日)
  • Mozilla Firefox 3.6.13 ‐ 11件の脆弱性を修正、Gecko 1.9.2.13 (2010(平成22)年12月9日)
  • Mozilla Firefox 3.6.12 ‐ 1件の脆弱性を修正、Gecko 1.9.2.12 (2010(平成22)年10月27日)
  • Mozilla Firefox 3.6.11 ‐ 9件の脆弱性を修正、Gecko 1.9.2.11 (2010(平成22)年10月19日)
  • Mozilla Firefox 3.6.10 ‐ 不具合を修正、Gecko 1.9.2.10 (2010(平成22)年9月15日)
  • Mozilla Firefox 3.6.9 ‐ 14件の脆弱性を修正、Gecko 1.9.2.9 (2010(平成22)年9月7日)
  • Mozilla Firefox 3.6.8 ‐ 1件の脆弱性を修正、Gecko 1.9.2.8 (2010(平成22)年7月23日)
  • Mozilla Firefox 3.6.7 ‐ 14件の脆弱性を修正、Gecko 1.9.2.7 (2010(平成22)年7月20日)
  • Mozilla Firefox 3.6.6 ‐ 不具合の修正、Gecko 1.9.2.6 (2010(平成22)年6月26日)
  • Mozilla Firefox 3.6.4 ‐ 7件の脆弱性を修正、Gecko 1.9.2.4 (2010(平成22)年6月22日)
  • Mozilla Firefox 3.6.3 ‐ 1件の脆弱性を修正、Gecko 1.9.2.3 (2010(平成22)年4月1日)
  • Mozilla Firefox 3.6.2 ‐ 15件の脆弱性を修正、Gecko 1.9.2.2 (2010(平成22)年3月22日)
  • Mozilla Firefox 3.6 ‐ 正式版、Gecko 1.9.2 (2010(平成22)年1月21日)

Firefox 3.1/3.5

Firefox 3.0の後継で、マイナーバージョンアップ版。開発コードネームは「Shiretoko」(日本の国立公園である知床)。

レンダリングエンジンであるGeckoはバージョン1.9.1である。

当初は2008(平成20)年の年末に公開予定だったが、仕様が大幅に変わったため延期された。また作業量が思いの外多かったため、β3までは3.1だが、β4以降は3.5となった。

このバージョンの特徴は、新JavaScriptエンジンTraceMonkey」採用や、HTML5対応などである。

3.0から3.5になって最も変化したのは、クラッシュの発生頻度である。理由として、ウェブベースのマルウェアの攻撃やFlashによる問題があるとしており、この問題の解決はFirefox 3.7として開発されていた機能の実装以降である。

3.5は2010(平成22)年8月までのサポート予定だったが、若干延長された。3.5.19が最後のバージョンとなった。

  • Mozilla Firefox 3.5.19 ‐ 6件の脆弱性を修正、Gecko 1.9.1.19 (2011(平成23)年4月28日)
  • Mozilla Firefox 3.5.18 ‐ 不具合の修正、Gecko 1.9.1.18 (2011(平成23)年3月22日)
  • Mozilla Firefox 3.5.17 ‐ 10件の脆弱性を修正、Gecko 1.9.1.17 (2011(平成23)年3月1日)
  • Mozilla Firefox 3.5.16 ‐ 11件の脆弱性を修正、Gecko 1.9.1.16 (2010(平成22)年12月9日)
  • Mozilla Firefox 3.5.15 ‐ 1件の脆弱性を修正、Gecko 1.9.1.15 (2010(平成22)年10月27日)
  • Mozilla Firefox 3.5.14 ‐ 9件の脆弱性を修正、Gecko 1.9.1.14 (2010(平成22)年10月14日)
  • Mozilla Firefox 3.5.13 ‐ 不具合を修正、Gecko 1.9.1.13 (2010(平成22)年9月15日)
  • Mozilla Firefox 3.5.12 ‐ 14件の脆弱性を修正、Gecko 1.9.1.12 (2010(平成22)年9月7日)
  • Mozilla Firefox 3.5.11 ‐ 11件の脆弱性を修正、Gecko 1.9.1.11 (2010(平成22)年7月20日)
  • Mozilla Firefox 3.5.10 ‐ 9件の脆弱性を修正、Gecko 1.9.1.10 (2010(平成22)年6月22日)
  • Mozilla Firefox 3.5.9 ‐ 8件の脆弱性を修正、Gecko 1.9.1.9 (2010(平成22)年3月30日)
  • Mozilla Firefox 3.5.8 ‐ 9件の脆弱性を修正、Gecko 1.9.1.8 (2010(平成22)年2月17日)
  • Mozilla Firefox 3.5.7 ‐ 不具合の修正、Gecko 1.9.1.7 (2010(平成22)年1月5日)
  • Mozilla Firefox 3.5.6 ‐ 7件の脆弱性を含む62件のバグを修正、Gecko 1.9.1.6 (2009(平成21)年12月15日)
  • Mozilla Firefox 3.5.5 ‐ 不具合の修正、Gecko 1.9.1.5 (2009(平成21)年11月5日)
  • Mozilla Firefox 3.5.4 ‐ 11件の脆弱性を修正、Gecko 1.9.1.4 (2009(平成21)年10月27日)
  • Mozilla Firefox 3.5.3 ‐ 4件の脆弱性を修正、Gecko 1.9.1.3 (2009(平成21)年9月9日)
  • Mozilla Firefox 3.5.2 ‐ 4件の脆弱性を修正、Gecko 1.9.1.2 (2009(平成21)年8月3日)
  • Mozilla Firefox 3.5.1 ‐ 2件の脆弱性を修正、Gecko 1.9.1.1 (2009(平成21)年7月17日)
  • Mozilla Firefox 3.5 ‐ Gecko 1.9.1 (2009(平成21)年6月30日)
  • Mozilla Firefox 3.1β3 ‐ (2009(平成21)年3月12日)
  • Mozilla Firefox 3.1β2 ‐ (2008(平成20)年12月8日)

Firefox 3.0

改良版。開発コードネームは「Gran Paradiso」。

レンダリングエンジンであるGeckoはバージョン1.9.0である。

従来のバージョンの4桁表示は無意味だった(3桁目が0以外になることが無かった)ため、バージョンは3桁表示(3.0.*)に変更された。

3.0.19をもって、Mozilla FoundationはFirefox 3.0のサポートを終了した。

  • Mozilla Firefox 3.0.19 ‐ 6件の脆弱性を修正、Gecko 1.9.0.19 (2010(平成22)年3月30日)
  • Mozilla Firefox 3.0.18 ‐ 7件の脆弱性を修正、Gecko 1.9.0.18 (2010(平成22)年2月17日)
  • Mozilla Firefox 3.0.17 ‐ 安定性に関する問題を修正、Gecko 1.9.0.17 (2010(平成22)年1月5日)
  • Mozilla Firefox 3.0.16 ‐ 5件の脆弱性を修正、Gecko 1.9.0.16 (2009(平成21)年12月15日)
  • Mozilla Firefox 3.0.15 ‐ 10件の脆弱性を修正、Gecko 1.9.0.15 (2009(平成21)年10月27日)
  • Mozilla Firefox 3.0.14 ‐ 5件の脆弱性を修正、Gecko 1.9.0.14 (2009(平成21)年9月9日)
  • Mozilla Firefox 3.0.13 ‐ 3件の脆弱性を修正、Gecko 1.9.0.13 (2009(平成21)年8月3日)
  • Mozilla Firefox 3.0.12 ‐ 7件の脆弱性を修正、Gecko 1.9.0.12 (2009(平成21)年7月21日)
  • Mozilla Firefox 3.0.11 ‐ 8件の脆弱性を修正、Gecko 1.9.0.11 (2009(平成21)年6月12日)
  • Mozilla Firefox 3.0.10 ‐ 2件の脆弱性を修正、Gecko 1.9.0.10 (2009(平成21)年4月27日)
  • Mozilla Firefox 3.0.9 ‐ 9件の脆弱性を修正、Gecko 1.9.0.9 (2009(平成21)年4月21日)
  • Mozilla Firefox 3.0.8 ‐ 2件の脆弱性を修正、Gecko 1.9.0.8 (2009(平成21)年3月27日)
  • Mozilla Firefox 3.0.7 ‐ 5件の脆弱性を修正、Gecko 1.9.0.7 (2009(平成21)年3月4日)
  • Mozilla Firefox 3.0.6 ‐ 6件の脆弱性を修正、Gecko 1.9.0.6 (2009(平成21)年2月3日)
  • Mozilla Firefox 3.0.5 ‐ 8件の脆弱性を修正、Gecko 1.9.0.5 (2008(平成20)年12月16日)
  • Mozilla Firefox 3.0.4 ‐ 9件の脆弱性を修正、Gecko 1.9.0.4 (2008(平成20)年11月12日)
  • Mozilla Firefox 3.0.3 ‐ 不具合の修正、Gecko 1.9.0.3 (2008(平成20)年9月26日)
  • Mozilla Firefox 3.0.2 ‐ 6件の脆弱性を修正、Gecko 1.9.0.2 (2008(平成20)年9月23日)
  • Mozilla Firefox 3.0.1 ‐ 3件の脆弱性を修正、Gecko 1.9.0.1 (2008(平成20)年7月16日)
  • Mozilla Firefox 3.0 ‐ Gecko 1.9 (2008(平成20)年6月18日02:00(日本時間)(17日@750))

Firefox 2.0

拡張性を高めたバージョン。Netscape Navigator 9のベースにもなった。開発コードネームは「BonEcho」。

レンダリングエンジンであるGeckoはバージョン1.8.1である。

2.0.0.20をもって、Mozilla FoundationはFirefox 2のサポートを終了した。

  • Mozilla Firefox 2.0.0.20 ‐ 1件の脆弱性を修正、19が手違いで古かったので更新、Gecko 1.8.1.20 (2008(平成20)年12月18日)
  • Mozilla Firefox 2.0.0.19 ‐ 9件の脆弱性を修正、Gecko 1.8.1.19 (2008(平成20)年12月16日)
  • Mozilla Firefox 2.0.0.18 ‐ 11件の脆弱性を修正、Gecko 1.8.1.18 (2008(平成20)年11月12日)
  • Mozilla Firefox 2.0.0.17 ‐ 9件の脆弱性を修正、Gecko 1.8.1.17 (2008(平成20)年9月23日)
  • Mozilla Firefox 2.0.0.16 ‐ 2件の脆弱性を修正、Gecko 1.8.1.16 (2008(平成20)年7月15日)
  • Mozilla Firefox 2.0.0.15 ‐ 12件の脆弱性の修正、Gecko 1.8.1.15 (2008(平成20)年7月1日)
  • Mozilla Firefox 2.0.0.14 ‐ 2.0.0.13修正に伴うクラッシュ問題の修正、Gecko 1.8.1.14 (2008(平成20)年4月16日)
  • Mozilla Firefox 2.0.0.13 ‐ 6件の脆弱性を修正、Gecko 1.8.1.13 (2008(平成20)年3月25日)
  • Mozilla Firefox 2.0.0.12 ‐ 12件の脆弱性を修正、Gecko 1.8.1.12 (2008(平成20)年2月7日)
  • Mozilla Firefox 2.0.0.11 ‐ <canvas>機能のバグ修正、Gecko 1.8.1.11 (2007(平成19)年11月30日)
  • Mozilla Firefox 2.0.0.10 ‐ 3件の脆弱性を修正、Gecko 1.8.1.10 (2007(平成19)年11月26日)
  • Mozilla Firefox 2.0.0.9 ‐ レンダリング関係のバグ修正、Gecko 1.8.1.9 (2007(平成19)年11月1日)
  • Mozilla Firefox 2.0.0.8 ‐ 8件の脆弱性を修正、Gecko 1.8.1.8 (2007(平成19)年10月18日)
  • Mozilla Firefox 2.0.0.7 ‐ QuickTimeを通じた攻撃に対処、Gecko 1.8.1.7 (2007(平成19)年9月18日)
  • Mozilla Firefox 2.0.0.6 ‐ 2件の脆弱性を修正、Gecko 1.8.1.6 (2007(平成19)年7月30日)
  • Mozilla Firefox 2.0.0.5 ‐ IEからの不正な呼び出し問題など8件の脆弱性を修正、Gecko 1.8.1.5 (2007(平成19)年7月17日)
  • Mozilla Firefox 2.0.0.4 ‐ 5件の脆弱性を修正、Gecko 1.8.1.4 (2007(平成19)年5月30日)
  • Mozilla Firefox 2.0.0.3 ‐ FTP PASVコマンドの脆弱性(MFSA 2007-11)を修正、Gecko 1.8.1.3 (2007(平成19)年3月20日)
  • Mozilla Firefox 2.0.0.2 ‐ 9件の脆弱性を修正、Gecko 1.8.1.2 (2007(平成19)年2月23日)
  • Mozilla Firefox 2.0.0.1 ‐ 8件の脆弱性を修正、Gecko 1.8.1.1 (2006(平成18)年12月19日)
  • Mozilla Firefox 2.0 ‐ Gecko 1.8.1 (2006(平成18)年10月24日)

Firefox 1.5

開発コードネームは「Deer Park」。アルファ版はFirefox 1.1とされていたが、リリースの遅れ等から途中のバージョンを飛ばし、ベータ版では1.4、最終的に「1.5」に変更された。

Intel Macへの対応のほか、自動アップデート機能、高速化、ドラッグアンドドロップでのタブ順序入れ換え、ポップアップ遮断機能の改善などが盛り込まれている。

但し、1.5.0.2以降のバージョンは、Windows 98 SEやWindows Meにインストールしたら最後、正常にアンインストールできなくなるバグが存在する。

レンダリングエンジンであるGeckoはバージョン1.8.0である。

1.5.0.12をもって、Mozilla FoundationはFirefox 1.5のサポートを終了した。

  • Mozilla Firefox 1.5.0.12 ‐ 5件の脆弱性を修正、Gecko 1.8.0.12 (2007(平成19)年5月30日)
  • Mozilla Firefox 1.5.0.11 ‐ FTP PASVコマンドの脆弱性を修正、Gecko 1.8.0.11 (2007(平成19)年3月20日)
  • Mozilla Firefox 1.5.0.10 ‐ 9件の脆弱性を修正、Gecko 1.8.0.10 (2007(平成19)年2月23日)
  • Mozilla Firefox 1.5.0.9 ‐ 7件の脆弱性を修正、Gecko 1.8.0.9 (2006(平成18)年12月19日)
  • Mozilla Firefox 1.5.0.8 ‐ 3件の脆弱性を修正、Gecko 1.8.0.8 (2006(平成18)年11月7日)
  • Mozilla Firefox 1.5.0.7 ‐ 7件の脆弱性を修正、Gecko 1.8.0.7 (2006(平成18)年9月15日)
  • Mozilla Firefox 1.5.0.6 ‐ Windows Mediaコンテンツの再生不具合を修正、Gecko 1.8.0.6 (2006(平成18)年8月2日)
  • Mozilla Firefox 1.5.0.5 ‐ 12件の脆弱性を修正、新言語(フリジア語)対応、Gecko 1.8.0.5 (2006(平成18)年7月27日)
  • Mozilla Firefox 1.5.0.4 ‐ 12件の脆弱性を修正、Gecko 1.8.0.4 (2006(平成18)年6月1日)
  • Mozilla Firefox 1.5.0.3 ‐ 1件の脆弱性を修正、Gecko 1.8.0.3 (2006(平成18)年5月2日)
  • Mozilla Firefox 1.5.0.2 ‐ 8件の脆弱性を修正、Mac OS X版でIntel CPUのネイティブサポート、Gecko 1.8.0.2 (2006(平成18)年4月14日)
  • Mozilla Firefox 1.5.0.1 ‐ 8件の脆弱性を修正、Gecko 1.8.0.1 (2006(平成18)年2月2日)
  • Mozilla Firefox 1.5 ‐ Gecko 1.8 (2005(平成17)年11月29日)

Firefox 1.0

Firefox最初のバージョン。Netscape Browser 8のベースにもなった。開発コードネームは「Phoenix」。

レンダリングエンジンであるGeckoはバージョン1.7である。

  • Mozilla Firefox 1.0.8 ‐ 19件の脆弱性を修正 (2006(平成18)年4月14日)
  • Mozilla Firefox 1.0.7 ‐ 3件の脆弱性を修正 (2005(平成17)年9月20日)
  • Mozilla Firefox 1.0.6 ‐ 1.0.5のAPI不具合の修正 (2005(平成17)年7月19日)
  • Mozilla Firefox 1.0.5 ‐ 12件の脆弱性を修正 (2005(平成17)年7月12日)
  • Mozilla Firefox 1.0.4 ‐ 3件の脆弱性を修正 (2005(平成17)年5月11日)
  • Mozilla Firefox 1.0.3 ‐ 9件の脆弱性を修正 (2005(平成17)年4月17日)
  • Mozilla Firefox 1.0.2 ‐ 3件の脆弱性を修正 (2005(平成17)年3月23日)
  • Mozilla Firefox 1.0.1 ‐ 17件の脆弱性を修正、国際化ドメイン名を用いたURLの表示方法を変更 (2005(平成17)年2月24日)
  • Mozilla Firefox 1.0 ‐ (2004(平成16)年11月9日)

1.0.8をもって、Mozilla FoundationはFirefox 1.0のサポートを終了した。

プロトタイプ

1.0になる前のバージョンと、1.0のリリース候補バージョンである。

  • Mozilla Firefox 1.0RC2 (Whangamata) ‐ (2004(平成16)年11月3日)
  • Mozilla Firefox 1.0RC1 (Mission Bay) ‐ (2004(平成16)年10月27日)
  • Mozilla Firefox 1.0PR (Greenlane) ‐ (2004(平成16)年9月14日)
  • Mozilla Firefox 0.9 (One Tree Hill) ‐ (2004(平成16)年6月15日)
  • Mozilla Firefox 0.8 (Royal Oak) ‐ (2004(平成16)年2月9日)
  • Mozilla Firebird 0.7.1 (Three Kings) ‐ (2003(平成15)年10月25日)
  • Mozilla Firebird 0.7 (Indio) ‐ (2003(平成15)年10月14日)
  • Mozilla Firebird 0.6.1 (Glendale) ‐ (2003(平成15)年7月28日)
  • Mozilla Firebird 0.6 (Glendale) ‐ (2003(平成15)年5月16日)
  • Phoenix 0.5 (Naples) ‐ (2002(平成14)年12月7日)
  • Phoenix 0.4 (Oceano) ‐ (2002(平成14)年10月21日)
  • Phoenix 0.3 (Lucia) ‐ (2002(平成14)年10月14日)
  • Phoenix 0.2 (Santa Cruz) ‐ (2002(平成14)年10月1日)
  • Phoenix 0.1 (Pescadero) ‐ (2002(平成14)年9月23日)

Firefox 5以降、メジャーバージョンアップを早めたのは、Microsoftから送られてくる「ケーキ」を食べたいから、という噂がある。

この「ケーキ」は、Internet Explorerの「e」のマークのついた特別製のケーキである。じっくりバージョンアップしていた初期の頃はかなり大型のものが送られてきていたが、バージョンアップを早めてからは、目に見えて小さくなってしまった。インフレリリースになってからも律儀に送っているらしい

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