オーストラリアのAndrew Tridgellが1993(平成5)年に開発し、GPLで公開されているソフトウェアで、UNIXおよびUNIX互換マシンをWindows NT互換のファイルサーバやプリントサーバにする機能を持つ。これにより不安定なWindows NT/2000の代わりに、屈強で安定したUNIXサーバをWindowsクライアントのサーバとして利用できる。
Samba 1の頃は英語のみが前提となっていたが、Samba 2.0から内部処理をUnicodeとし、1バイト文字とUnicodeの変換機能が追加されたことで英語以外にも対応した。またSamba 2.0.5からはマルチバイト文字とUnicodeの変換機能がサポートされ、基本的には日本語も通るようになっている。
しかしながら、オリジナルのSambaで日本語がフルに使えるかというと、そうではない。日本語Windowsで使われているシフトJISは一つではなく、Windows 9xとWindows NT/2000間でも差がある程の代物で、また、大文字小文字の同一視という問題、Windows NT/2000では更に全角・半角文字までもが同一視される(9x・Meでは区別される)という、UNIXとは大きく仕様の異なる部分がある。さらに、WindowsではJIS規格外の文字(ローマ数字や丸数字、(株)などの文字)があり、これらとUNIXで使うEUC-JPとの相互変換などを実現させねば、実際には日本語が使えた事にはならないという事情があるので、日本語版として公開されているものは、これらの問題の解決が図られている。
また、Samba 3.0からはWIndows NTのドメインコントローラやLDAP認証の正式サポートが行なわれ、さらに "Windows NTの代わり" としての役割を行なえるようになる。