WAV

読み:ウェーブ
読み:わぶ
外語:WAV: WAVe
品詞:名詞

Microsoft Windows標準の音声データ用コンテナフォーマットで、オーディオフォーマットの代表的なもの。

ファイルの拡張子がWAVであることから、WAVファイル、あるいは単にWAVと呼ばれている。

正式には「RIFF waveform Audio Format」といい、MicrosoftとIBMにより開発され、特許をもつ規格である。

Microsoft WindowsOS/2で採用されて以降、その普及とともに一般化し、今に至っている。

この規格をWindowsで最初に採用したのは、Windows 3.0 with Multimedia Extensionsであり、音声再生に一切対応していなかったWindowsにマルチメディア機能を追加する製品であった。同様の技術を用いた動画データ用のフォーマットはAVIである。

CODEC

初期には、無圧縮PCMとADPCMなど幾つかの簡単な圧縮にしか対応していなかったが、後に様々なCODECが登場し、利用できるようになった。

現在では、mp3形式のデータをWAVファイルに格納することも可能である。

格納フォーマットの番号は16ビットの数値であり、この番号さえ取得できれば理論上どんな形式でも格納可能。但し、どこに問い合わせれば番号が貰えるのかは全く不明である。

形式

技術的には、ファイル形式はAVIと同様にRIFFになっている。AVIファイルの音声だけのもの、とも考えられる。

WAVファイルはRIFFチャンク形式なので、汎用性が高く、様々な情報を同時に格納することができる。

工夫すれば複数の音楽ファイルを一つのWAVファイル内に格納することも理論上可能だが、そのようには使われていない。事実上格納可能なデータは一つ(一曲)だけである。

構造

ファイルは、フォーマット部(fmt)、全サンプル数(fact)、波形データ(data)、コメント情報(LIST)、などのチャンクで構成される。

WAVファイルとして成立させるには最低限、fmtチャンクとdataチャンクがあれば良い。

RIFF形式の識別子は「RIFF」、種類を表わす識別子は「WAVE」である。

データ部は、ステレオならLRLR…の順に格納する。データは無符号8ビットまたは符号付き16ビットであり、16ビット時のバイトオーダーはリトルエンディアンである。