X.Org (実装)

読み:エックス・オーグ
外語:X.Org
品詞:固有名詞,@道具

X11の実装の一つ。The X.Org Foundationにより作られたX Window System

最初のバージョンはX Window System Version 11 Release 6.7(X11R6.7)である。

  • 2004(平成16)年4月: X.Org X11R6.7リリース
  • 2004(平成16)年9月8日: X.Org X11R6.8.0リリース
  • 2005(平成17)年12月21日: X.Org X11R6.9、X11R7.0同時リリース
  • 2006(平成18)年5月22日: X.Org X11R7.1リリース

発端

事の発端は、2004(平成16)年2月29日にリリースされたXFree86 4.4.0より、新ライセンスが採用されたことであった。

この時に、旧BSDライセンスと同様の宣伝条項が追加されることとなった。

このライセンスはGPLの第6項に反していたためLinuxでは使えないという判断になり、大騒ぎとなった。そこで元XFree86の開発メンバーが離脱してX.Orgと合流し、開発を継続することになった。

X.Orgのベースとしたのは、このライセンス変更直前のリリースである、XFree86 4.4RC2である。

BSD

宣伝条項の有無という差はあるが、BSDは過去も今もBSDライセンスである。現BSDライセンスとの親和性は損われていないにも関わらず、各BSDもXFree86の採用を躊躇うようになり、やがてX.Orgへと移行を始めた。

OpenBSDでは当初XFree86 4.4.0を採用したが、やがて使わない方針を示し、X.Orgに移行した。

FreeBSDも、今はX.Orgである。

NetBSDは、現時点ではXFree86 4.4.0を採用している。

BSDと言えども、gccなどGNUの恩恵からは逃れられない定めなので、その辺の空気を読んだようである。また、皆がX.Orgを使うようになれば、自ずとこちらのほうが改善が進むので、「古い」XFree86を使い続ける理由もない、という判断もあったのだろう。

従って、X.OrgはXFree86の支流と言うよりは、本家断絶により分家が家業を継いだような存在、とも言える。