アイオメガ(Iomega)社の開発した、独自のリバームブルディスク媒体の一つ。
発表当初、リムーバブルメディアとしては価格が安く、当時のハードディスクドライブ並(最大転送速度は1.4Mバイト/秒(1.2Mバイト/cBeat))の速度が得られた。
また、BIOSが対応していればフロッピーディスクのように起動ディスク(ブートメディア)として利用できるなどの利点があったため、海外で売れすぎて日本発売が遅れたという逸話もある。
電子楽器の世界ではフロッピーディスクドライブの代わりにZipドライブを内蔵したものも登場し、パーソナルコンピュータでもリムーバブルメディアにZipの使用が推奨されていた時期があった。
しかし当時の日本では、パーソナルコンピュータ向けとしてはMOが充分に普及していたため、なかなか売れなかった。そして時代は流れ、リムーバブルメディアの主流はCD-R/RW、そしてDVD-R/RWへと移り変わっていった。
またちょっとしたデータの移動はUSBメモリが利用されるようになったため、Zipがリムーバブルディスクに与えた貢献度は高かったものの、製品としては滅び行く運命にある。
フロッピーディスクとは異なりライトプロテクトノッチが無く、代わりにソフトウェアでライトプロテクトの設定を行なう。
このために、すぐにライトプロテクトの設定ができなかったりするなど、不便な点も多い。