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アステル

辞書:通信用語の基礎知識 電話情報編 (WTELI)
読み:アステル
外語:ASTEL: Advanced style of Telecommunications 英語
品詞:会社名
1999/09/13 作成
2009/05/30 更新

PHS系移動通信事業者グループの一つ。および、そのグループが提供していたサービスブランド名。1995(平成7)年10月サービス開始、2006(平成18)年12月20日全滅。

社名の由来は明日の電話「明日TEL」から命名されたもので、英名は後からのこじつけである。またTelecommunicationsは必ず複数形で記述することになっていた。

かつて、郵政省(現在の総務省)が「PHS事業者は3社に限る」と規定した。

このため、NTTパーソナル(現NTTドコモ)とDDIポケットがPHS参加を表明した後の椅子は一つしか残っておらず、PHS開発に参加したその他の企業は単独で3番目の椅子を取るのを断念せざるを得なかった。

こうして、それらの企業が共同出資して生まれたのがアステルである。

沿革

各会社の細かな動きについては略す。

  • 1998(平成10)年4月: サービス開始
  • 2003(平成15)年11月19日: アステル九州、サービス終了
  • 2004(平成16)年3月25日: アステル北海道、サービス終了
  • 2004(平成16)年5月26日: アステル北陸、サービス終了
  • 2004(平成16)年9月30日: アステル関西、サービス終了
  • 2004(平成16)年12月9日: アステル中国、サービス終了
  • 2005(平成17)年1月31日: アステル沖縄、DDIポケットの子会社に経営譲渡し解散
  • 2005(平成17)年5月26日: アステル四国、サービス終了
  • 2005(平成17)年5月27日: アステル中部、サービス終了
  • 2005(平成17)年11月30日: アステル東京、サービス終了
  • 2006(平成18)年12月20日: アステル東北、サービス終了、もって全滅

このような経緯から、アステルグループとは言っても当初から地域独自性が強かった。

アステルの特徴として、その出資した地域系新電電による独自網があり、これを使うことで自社PHS同士の通話料は対他社PHSよりも安い通話料金を実現させた点にある。

東京・関西・中国・九州・沖縄はNTT回線経由で(これを依存網と呼ぶ)、将来的には全て独自回線に移行し値下げを行なう予定だったが、アステルは赤字でインフラ投資能力が遂に得られず、結局次々と撤退したため、全国独自網化は遂に実現できなかった。

ちなみにサービス開始当初は、この独自網からNTT依存網へ、または他の独自網へのローミングができないという、他のPHSや携帯電話には見られない問題が見られた。これが解決したのは開始から2年半も経った1998(平成10)年4月になってからだった。

地域ブランド名最終運営会社運営会社終了日等
アステル北海道北海道総合通信網2004(平成16)年3月25日終了
アステル東北東北インテリジェント通信2006(平成18)年12月20日終了
アステル東京鷹山2005(平成17)年11月30日終了
アステル中部中部テレコミュニケーション2005(平成17)年5月27日終了
アステル関西ケイ・オプティコム2004(平成16)年9月30日終了
アステル北陸北陸通信ネットワーク2004(平成16)年5月26日終了
アステル中国エネルギア・コミュニケーションズ2004(平成16)年12月9日終了
アステル四国四国情報通信ネットワーク2005(平成17)年5月26日終了
アステル九州九州通信ネットワーク2003(平成15)年11月19日終了
アステル沖縄アステル沖縄DDIポケットと統合

都合、全国で10社があった。しかし全てのアステルグループは経営が芳しくなかった。

唯一残ったアステル沖縄以外は全て親会社に営業譲渡され、その後は不幸な結末を迎えている。

アステル沖縄も旧DDIポケットと統合しWILLCOMとなってしまった。

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