スーパーバードA2号機

読み:スーパーバード・エイにごうき
外語:SUPERBIRD-A2 英語
品詞:固有名詞

スカパーJSAT(旧 宇宙通信)の通信衛星。

目次

基本情報

  • 所有国: 日本国
  • 衛星名: Superbird 6 (スーパーバード 6号機)
  • 国際標識番号: 2004-011A
  • 打ち上げ: 2004(平成16)年4月16日09:45(@072)
  • ロケット: アトラスⅡ(アトラス2ASロケット) (インターナショナル・ローンチ・サービス)
  • 発射台: ケープカナベラル空軍基地
  • 打ち上げ時質量: ‐
  • 定格出力: ‐
  • 搭乗員: なし(無人)
  • 軌道位置: 東経158度(予定)

仕様

  • 衛星バス: Boeing 601
  • 設計寿命: ‐
  • 周波数帯: KuバンドKaバンド
  • 中継器・増幅器出力
    • Ku: 帯域幅36MHz(増幅器出力85W)×23本
    • Ka: 帯域幅100MHz(増幅器出力70W)×4本
  • 形状及び寸法
    • 3軸姿勢制御型
    • 南北: ‐
    • 東西: ‐

沿革

  • 2004(平成16)年4月16日09:45(@072): 打ち上げ
  • 2004(平成16)年11月28日: 姿勢変動発生

予定

これはボーイング・サテライト・システムズ・インターナショナル社が開発したBoeing 601バスを基本とする三軸制御衛星である。

スーパーバードA号機と比べ、通信回線品質の向上に加え、Kaバンドに可動ビームを追加し、国際通信設備の拡充を図っていた。

Kaバンドは日本ビーム、Kuバンドは日本ビームと可動ビームがあり、太平洋地域からのニュース素材伝送(SNG)などに利用される予定だった。

軌道投入失敗

ロケット切離し後の第一回目のペリジ点(近地点)通過時の軌道高度が予想より低下し、大気圏に接近し過ぎてしまった。このため上層大気との摩擦の影響で太陽電池パネルなどが損傷した。

その後は影響調査が続けられたが、2004(平成16)年11月28日に姿勢変動発生。燃料タンクの圧力低下に伴う不具合で、衛星の燃料寿命が大幅に減少することが判明し、結局、この衛星への移行は中止せざるを得なくなった。

用語の所属
CS (通信衛星)
スーパーバード
A2
関連する用語
Kuバンド
Kaバンド

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