JIS X 0208-1983 情報交換用漢字符号の俗称。
日本語漢字コード規格で、1983(昭和58)年以降に公表された新しい版のことを総称してこう呼ぶことがある。逆に1978(昭和53)年に作られた最初の版を旧JISと言う。
具体的な変更点は、次の三点。
追加された記号は「∈∋⊆⊇⊂⊃∪∩∧∨¬⇒⇔∀∃∠⊥⌒∂∇≡≒≪≫√∽∝∵∫∬ʼn♯♭♪†‡¶◯」であり、2区に配置された。
罫線文字もPC-9801などで頻用されていたことからJIS規格としても追加することになったが、その種類は必要最小限で数は少なく、また当時の業界標準だったPC-9801のものとはコードポイントが異なり8区に置かれた。
追加された罫線は「─│┌┐┘└├┬┤┴┼━┃┏┓┛┗┣┳┫┻╋┠┯┨┷┿┝┰┥┸╂」である。
漢字文字は「堯槇遙瑤」が追加された。文字コードとしては84区01点〜04点と、第2水準の最後の方に追加されている。
文字の入れ換えは、22組44文字について、第一水準と第二水準の間で行なわれた。
基準は、本字を第二水準、簡略字を第一水準とするものである。該当する文字は次の通り。
そして例示字体が変更された。具体的には簡略体へと書体変更を行ない、244文字程度に影響が出たとされる。
代表としては「鷗」が「鴎」に変更になり、森鷗外の名が正字で書けなくなって話題を呼んだ。
NEC PC-9801/9821/H98などのPC-9801系パソコンに内蔵された漢字ROMは古いJIS78に準拠しているため、その他のマシンとの差違が問題になることが多かった。