東京めたりっく通信

読み:とうきょうメタリックつうしん
外語:Tokyo Metallic Communications Corp.
品詞:会社名,@企業

かつてあった、メタル電話回線を利用したDSLサービスを行なうネットワークサービス企業。

日本における、ADSLを含むxDSL事業の先駆者である。但し、先駆者というだけであり、特別安くはなかった。NTTにノウハウを奪われてジリ貧となり、最後はソフトバンクグループに買収された。

1999(平成11)年7月29日設立。本社、東京都中央区八重洲。代表者は小林博昭代表取締役社長。主要株主はソネット(株)、(株)数理技研だった。

初期

電話回線解放の遅れ、解放直後からフレッツ・ADSLサービス開始など、NTTからの様々な露骨かつ悪質な嫌がらせにも屈せず業務を拡大していたが、なかなか黒字転向できずに苦しんだ。

設備投資に対するユーザ数確保に失敗した影響は大きく、2001(平成13)年5月時点で経営不振に陥った。

買収

必然的に投資もしくは身売り先を探すこととなるが、2001(平成13)年6月21日ソフトバンクグループに買収された。そして、その前日に発表されたYahoo! JAPANとソフトバンクによる新ADSLサービスYahoo! BBと共に、子会社としてソフトバンク傘下で事業を行なうこととなった。

株式は買収発表時点で全株式の70%弱、同年6月末までに90%以上が取得され、東京めたりっくの債務肩代わり分を含め買収総額は約45億円(うち債務40億円)とされる。これにより東京めたりっくの経営陣は全員退任することになった。

買収された後も「Yahoo! BBめたりっくサービス」として運用され続けたが、2003(平成15)年6月30日をもって終了することとなった。

ソフトバンクグループに吸収される直前の2001(平成13)年6月現在、ADSLサービス価格はダウンストリーム1.6Mbps、アップストリーム288kbps時で5500円/月(Familyプラン)。

他に固定IPアドレス&独自ドメインが利用できるAdvanced ADSLシリーズ(32,000円〜)プラン、SDSL(上下ともに768kbpsで38,000円〜)プランがあった。