BREW (携帯電話)

読み:ブリュー
外語:BREW: Binary Runtime Environment for Wireless
品詞:固有名詞

QUALCOMMが開発した携帯電話向けアプリケーションプラットフォーム。同社の商標。

コンパイルしてできたバイナリコード(ネイティブコード)を直接実行することを最大の特徴とする。そのため、開発言語もC/C++、Pascalをはじめとしてすべてのコンパイル言語を利用することができる。また、BREWはJavaアプリケーションと比べて、容量、速度、開発コストの点で優れている。

Javaとの最大の違いはBREWはネイティブコードを用いることである。JavaがJava言語で書いたプログラムをJavaVM上で動作させるのに対し、BREWでは任意の言語で書いたプログラムをアプリケーション実行環境BREW AEE(Application Execution Environment)を利用して実行する。BREW AEEは言うなればOSであり、タスク管理やファイル管理などを行ない、またそれを操作するためのAPIを提供している。

バイナリコードを直接実行するため、高速で、また適用範囲や可能性は高いが、メモリ破壊、メモリリークをはじめとするバグが発生したときや、悪質なプログラムが登場したときの対処が問題となる。そこで、BREWアプリケーションはQUALCOMMのTRUE BREW互換性テストを受けなくてはならない。その上で、QUALCOMMはそのアプリケーションに互換性テストを通過したことを示す電子署名を行なう。これは有償である。

日本では2002(平成14)年2月に発売されたauのcdmaOne端末C3003Pが初めてのBREW対応機となる。そしてユーザがダウンロードして利用できるようになった初の機種が2003(平成15)年2月に発売されたauのCDMA2000 1x(後のCDMA 1X)端末A5304Tである。