日本の放送衛星BS-4ことBSAT-1の先発機。
それまでBS放送で使われていたBS-3a/3bに代わり、NHKとWOWOWの全4チャンネル全てがこの一台で放送されている。軌道位置は東経110°。衛星所有者は(株)放送衛星システム。
衛星は1997(平成9)年4月17日 08:08:44(JST)(@006)に、南アメリカのフランス領ギアナにあるギアナ宇宙センターから、アリアン44LP型ロケットで打ち上げられた。この衛星はヒューズ・スペース&コミュニケーション(現ボーイング・サテライト・システム)製で、打ち上げ時の重量は1,225kg。大きさは縦約8m、横2.2m。Kuバンドのトランスポンダ(中継器)4本と予備4本の合計8本を搭載している。
衛星は円筒形で、JCSAT1・2 と同様に駒状に回転させることで安定化させるスピン安定方式を採用。衛星の周囲全面に太陽電池セルが付いており常に太陽光発電が行なえるようになっている。大容量バッテリが搭載されていて、BS-3衛星の懸案だった春と秋の食の期間中に発電量が低下するため放送中止を行なっていた問題も改善され、年間を通して24時間の放送を可能とした。
地球局から衛星へのアップリンク回線の周波数帯が14GHz帯から17GHz帯に変更され(放送周波数(ダウンリンク)に変更はない)、送信アンテナの利得向上により送信出力を120Wから106Wに下げて消費電力を押さえている。