発信元ホストから数々の中継器(ルータ)を経由して目的のホストへデータを送るための代表的な通信プロトコル。インターネットなどで使われる。
IPのデータ部に梱包される情報は、OSI参照モデルとしては一つ上位の層となる。
IPはレイヤ3(ネットワーク層)であるため、このデータ部はレイヤ4(トランスポート層)のプロトコルである。
これがどのようなプロトコルであるかは、IPヘッダ内のプロトコル番号フィールドに書かれており、これは8ビットである。最大で256種類まで対応できることになる。
主要なものは次の番号となっている。
日常、最も良く使われるIPの上位層プロトコルは、ICMP=1のほか、TCP=6とUDP=17であろう。
ICMPはIPの機能の一部とみなされている。残る二つはそれぞれ、IPと関連が深いため組み合わせて「TCP/IP」や「UDP/IP」と呼ばれている。
ネットワークプログラミングのバイブルとされる「UNIX Network Programming」においては、全てのIPの実装は、MTUの大きさに関わらず少なくとも576バイトのIPデータグラムをサポートせねばならない、とされている。言い換えればMTUの最小は576バイトである。
このサイズから、例えばIPv4ヘッダ20バイト、UDPヘッダ8バイトを引くと、UDPで安全に送れるデータは最大で548バイト、ということになる。
このサイズをごく僅かと見ることも可能だが、家電や小型電子機器用CPU(RAMは100バイト程度〜2Kiバイト程度)に実装されるようなTCP/IPスタックにとっては、この大きさはかなり大きいとも言える。