IPv4ヘッダー

読み:アイピーヴィーよんヘッダー
外語:IPv4 header 英語
品詞:名詞

IPv4パケットの先頭に付けられるヘッダー。長さは20オクテット以上の可変長である。末尾の音引きを略して「IPv4ヘッダ」とも。

IPv4ヘッダーの構造
IPv4ヘッダーの構造

先頭より順番に、次の情報が格納される。

  • Version (IPバージョン) (4ビット) IPv4なら4
  • IHL (ヘッダー長) (4ビット) 32ビット単位で表わす。最短は5
  • Type of Service (サービスタイプ) (8ビット)
    • ビット7〜5: 優先度
    • ビット4〜0: TOS
  • Total Length (全長) (16ビット) IPヘッダーを含むパケットの全長
  • Identification (識別子) (16ビット)
  • Flags (フラグ) (3ビット)
    • ビット7: evil bit (1ビット、1=悪意あるパケット(RFC 3514))
    • ビット6: Don't fragment (1ビット、1=分割不可:フラグメント禁止の指示)
    • ビット5: More fragments (1ビット、1=継続フラグメントあり)
  • Fragment Offset (フラグメントオフセット) (13ビット)
  • Time to Live (生存時間、TTL) (8ビット)
  • Protocol (プロトコル番号) (8ビット) 例えば、TCP=6、UDP=11、ICMP=1など。
  • Header Checksum (チェックサム) (16ビット) ヘッダーの1の補数和
  • Source Address (送信元IPアドレス) (32ビット)
  • Destination Address (宛先IPアドレス) (32ビット)
  • Options (オプション) (32ビット単位、0個以上)
  • Padding (パディング) (32ビット単位にアラインメントする領域)

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