国家テレビジョンシステム委員会。ここで言う国家とはアメリカを指している。
日本と米国で使用しているアナログテレビ放送用のカラー放送方式の名称である。
EIA標準である白黒(モノクロ)用規格のRS-170にカラー信号を加えたもので、仕様としてはRS-170Aと呼ばれている。
ハードウェア的な仕様としては、走査線本数が525本、秒間30フレームのインタレースである。
より厳密には、有効垂直解像度はこのうち486本であり、フレーム数も正確には秒間29.97フレーム(59.94フィールド)である。パソコンなどの動画キャプチャでは、このうち480本を取得するものが多い。
NTSCはI,Qの二つを直角位相変調している。
人間の目がオレンジ系とその補色に感度が高いのに対してグリーン系とその補色にはそうでも無いことから、前者をI軸と呼んで広い帯域を与え、後者をQ軸と呼び狭い帯域を与えている。
元々は白黒放送用に開発されたもので、その上位互換として現在のようにカラー放送対応化したNTSCが利用されているが、そのために色圧縮に無理がありPALやSECAMと比べて絶対再現出来ない色が多いという仕様上の問題点がある。
日米以外の大半の国ではPAL、ロシア近隣の旧共産国ではSECAMという方式が用いられている。
この二つは互いに互換性がないが、NTSCより後出であり、最初からカラー放送を念頭に置いて設計されているため色再現性に関してはNTSCのような無理が無い。
放送方式規格制定年は次の通りである。