RFC 1144

読み:アーエフスィーいちいちよんよん
外語:RFC 1144: Request For Comments 1144
品詞:名詞

俗にVJ圧縮(Compression)と呼ばれる、SLIPPPPなどの低速シリアルライン経由のTCP/IP接続用のヘッダ圧縮技術。

IPv4パケットには20オクテットのIPv4ヘッダが、TCPにも最低20オクテットのTCPヘッダがあり、合計しておよそ40オクテットにもなる。

これで例えばTELNETなどを使った場合、1文字送受信するのに、送信が41オクテット、エコーバックに41オクテットと、合計で82オクテットが必要になる。つまり、1文字の送受信に80オクテットものオーバーヘッドが存在していることになる。

また、更に下位のプロトコルであるPPPなどのオーバーヘッドも加味されることを考えると、これは低速なシリアル回線を経由する場合、深刻な問題となる。

そこで、Van Jacobsonによって考案されたヘッダの圧縮方法が、このいわゆるVJ圧縮である。仕様はRFC 1144外部リンク(低速シリアルリンク向けTCP/IPヘッダ圧縮)により提案標準プロトコル扱いで規定されている。

実際、TCP/IPのヘッダは、一つのコネクション内では殆ど変化がない。

頻繁に変化するのはチェックサムを除くとシーケンス番号やACK番号くらいだが、この変化は一定の法則に従った増分だけである。そこで、各フィールドが変化したかどうかのフラグを用意し、変化したものだけを送信するようにすることで、最短で3オクテットにまでヘッダを短縮することができるようにした。

この仕様をもとに、TCPではなくIP/UDP/RTPヘッダの圧縮を実現したRFC 2508外部リンク(低速シリアルリンク向けIP/UDP/RTPヘッダ圧縮)が、提案標準プロトコル扱いで規定されている。