SASL

読み:エスエイエスエル
外語:SASL: Simple Authentication and Security Layer
品詞:名詞

各種プロトコルに、認証機能や、オプションで暗号化機能を提供する層。

SMTP AUTHなどで使われる。RFC 2222外部リンクで規定される。

認証方式はサーバの実装依存で、様々なものが使われる。

PLAIN
「認可識別子<NULL>認証識別子<NULL>パスワード」というスタイルで、認証情報を平文で送信するもの。
考えられる中で最も実装しやすいが、最もセキュリティーレベルが低い。
LOGIN
ユーザIDやパスワードを順次送りメールサーバにログインするスタイルの認証。これもパスワード等は平文で送信される。
標準が存在しないらしく、セキュリティーレベルだけでなく互換性にも問題がある。
CRAM-MD5
チャレンジ&レスポンス型認証を用いるもの。メッセージダイジェストの作成にはMD5を使う。
クライアントがMTAに接続すると文字列チャレンジが送られるので、この文字列とパスワードをMD5アルゴリズムでメッセージダイジェストを作りMTAへ送り返す。MTAは同様の手順でメッセージダイジェストを作り、一致していればログインを許可する。
生のパスワードがネットワークを流れないため、PLAINやLOGINより安全性が高い。
「まともな認証方式」(PLAINやLOGINはまともでは無い)の中では、最も普及している。Becky!2ほか、日本国内で流通しているMUAが対応するまともな認証は、このCRAM-MD5だけのようである。
DIGEST-MD5
CRAM-MD5は、辞書攻撃や総当たり攻撃に弱いという欠点があるので、その対処をしたもの。
その他
Kerberos、GSSAPI、S/Keyなどが用いられる実装もある。