Compaq、DEC、IBM、Intel、Microsoft、NEC、Northern Telecomの7社が中心となって策定した汎用シリアルバス規格。
ケーブル長は最大5m。
あくまでも、USBホスト(パソコン)対各種周辺機器、という用途が想定されているため、通信は必ずホストを介して行ない、ターゲット同士で直接通信は配慮されていない(後からUSB On-The-Goが登場した)。
その代わり、通信制御の面倒な部分は全てホスト側で全て賄い、機器側は単純な構成で利用可能とし、コストを低く抑えられるようになっている。
Windows 98やWindows 2000以降で標準サポートされている。
登場当初は出足が鈍く、普及が危ぶまれた(当時はIEEE 1394が本命と考えられたため)ものの、Windows 98やiMacで標準対応したため徐々に普及した。
USB 2.0で速度が高速になったことなどから更に普及、もはやパソコンには無くてはならないものとなった。
USBの信号線は4本で、信号ライン(緑D+、白D−)と電源ライン(赤VBUS、黒GND)がありコネクタも4ピンである。
ミニコネクタには更に1本、USB On-The-Goで使うID信号が追加されている。
信号線は差動(平衡)の半二重伝送である。但しEIA-232等と違うのは、物理層だけでなくその上位層も規定がされており、送信データは先頭にアドレスやエンドポイントの番号、最後にCRCを付けた、パケット単位での通信されるという点である。
信号レベルは、ロー・スピードとフル・スピードが、VIHが2.0V以上、VILが0.8V以下であり、つまりTTLレベルである。
対してハイ・スピードではHが360mV以上(一般的には400mV以上にする)、Lが10mV以下となる。
USBはバスなので終端抵抗が必要である。ただし、SCSIなどと異なり、USBの場合はホスト側(ICチップ)または機器に内蔵されているため、ユーザが明示的に接続する必要はない。
USBホストに何も接続されていない時は、D+/D−共にホスト内蔵の15kΩ±5%でプルダウンされており、信号レベルは「L」である。ホストは、この状態でD+/D−の変化を監視している。
ロー・スピード機器が接続された場合、ターゲットはD−を1.5kΩ±5%でプルアップし、信号レベルを「H」とする。
フル・スピード機器またはハイ・スピード機器が接続された場合、ターゲットはD+を1.5kΩ±5%でプルアップし、信号レベルを「H」とする。
フル/ハイの識別は、USBリセット中に「Chirp」というプロトコルにより、ホスト/ターゲットの双方がハイに対応しているかどうかが確認される。