Web 2.0

読み:ウェブにーてんれい
読み:ウェブにーてんゼロ
読み:ウェブトゥーポイントゼロ
外語:Web 2.0 英語
品詞:名詞

新しいWebの概念として提唱されたものの一つ。Web 1.0の後継となる。更なる後継はWeb 3.0

目次

Tim O'Reilly:What Is Web 2.0によるWeb 2.0の原則は、次の通り。

  • The Web As Platform ‐ プラットフォームはWebである
  • Harnessing Collective Intelligence ‐ 知識を集合させ、活用する
  • Data is the Next Intel Inside ‐ データは「次のインテル入ってる」である
  • End of the Software Release Cycle ‐ 繰り返されるソフトウェアのリリースは終わる
  • Lightweight Programming Models ‐ プログラミングモデルは軽量化される
  • Software Above the Level of a Single Device ‐ 単機能の装置の水準よりソフトウェアの方が上である
  • Rich User Experiences ‐ 豊富なユーザー経験

Web1.0とWeb2.0の違い

「Tim O'Reilly:What Is Web 2.0」による、Web 1.0とWeb 2.0の違いをサービスで表わしたものは、次の通り。

Web 1.0Web 2.0
DoubleClickGoogle AdSense
OfotoFlickr
AkamaiBitTorrent
mp3.comNapster
Britannica OnlineWikipedia
personal websitesblogging
eviteupcoming.org and EVDB
domain name speculationsearch engine optimization
page viewscost per click
screen scrapingweb services
publishingparticipation
content management systemswikis
directories (taxonomy)tagging ("folksonomy")
stickinesssyndication

Web 1.0時代

遡ってWeb 1.0と呼ばれるようになった世界では、インターネットにはモデムでダイアルアップ接続よくてISDNであり、それは遅く不便なものだった。また今のような便利なサービスは何もない。

そもそもモデムの速度では動画再生など夢のまた夢で、映像を諦めて音楽だけにしてもダウンロードには何時間もかかるほどの通信速度である。

Web 2.0時代

やがてADSLFTTH(光ファイバー)などで高速な常時接続が可能な時代が到来。

YouTube、Wikipedia、Flickr、Facebookといったサービスが海外で次々と登場し、日本でも使われるようになった。Twitterなどのサービスも登場し普及するようになった。

これらサービスの貢献もあり、人々は声を上げる機会を与えられ、同じ考えを持った人々が集まるコミュニティを作ることも可能となった。このようなSNSによって作られた人間関係をソーシャルグラフという。

結果、それまでマスコミに独占されていた「情報を広める手段」を、人々が自由に持てるようになったわけである。

バズワード

漠然とした意味合いはあるものの、しかしながらWeb 2.0の定義ははっきりと示すことはできていない。

当時は、現在進行中の出来事であるため、仕方がないとされていた。

いずれにせよ明確な定義がないことから、この語はバズワードである。

用語の所属
Web
関連する用語
Web 1.0
Web 3.0
バズワード

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