iDNS

読み:アイ・ディーエンエス
外語:i-DNS: Internationalized Domain Name System
品詞:名詞

国際化ドメイン名システム。従来英語文字しか利用できなかったURIのドメイン名を拡張し、ラテン系文字や漢字文字などを任意に利用可能とする。

文字は内部処理としてISO/IEC 10646(Unicode)が用いられ、実際にはUTF-5と呼ばれる英数字のみで構成されるUnicodeを表現する符号に置き換えられる(他にRACEUTF-8、DUDEなども利用可能)。

例えば日本語のクライアントではUTF-5とシフトJISEUC-JPを相互変換するソフトウェアを用意することで日本語を目視でき、そうでない言語圏の人からはUTF-5がそのまま見えることになる。

利用方法

実際に利用するには「専用のDNS」が必要だが、2006(平成18)年11月現在、世界に4台のルートサーバが存在するようだ。

逆に言えば、現在一般に用いられているDNSからは名前が引けないということであり、一般にこういう商売を「詐欺紛い」という。

効果効能

単に外国からのアクセスが不毛になるだけで自己満足以外の何者でもない代物だが、こうすることで自ずと日本語圏以外からのアクセスが自ずと減るので、Japanese onlyと書かなくても済む。

現時点では次のとおりとされているが、このとおりには稼働していない可能性が高い。

hostnameIPアドレス存在場所など
A.I-DNS.NET208.184.174.7米国、カルフォルニア州サンホセ市
B.I-DNS.NET195.161.113.189ロシア連邦、モスクワ市
C.I-DNS.NET210.189.254.50日本国東京都
E.I-DNS.NET202.160.253.152シンガポール共和国、シンガポール市

各サーバの情報

2001(平成13)年7月頃と2006(平成18)年11月現在を比較する。

Bサーバは過去と現在で異なるようだ。過去には、Dサーバが南鮮のソウルに、Fサーバが英国のロンドン市に、Gサーバが支那の廣州にあったことが知られるが、現在は無くなったようだ。

A.I-DNS.NET

Aサーバは公式サイトにて、米国カルフォルニア州サンホセ市で現在運用中らしき記述がある。

現在208.184.174.7をnslookupすると「208.184.174.7.available」という異常なホスト名が返ってくる。pingには応答しない。

現在A.I-DNS.NETを引くと64.62.142.131が返ってくる。nslookupしてもホスト名は返らないが、pingには応答している。

208.184.174.7

現在、米国カリフォルニア州サンホセ市のAbovenet Communications, Incに、208.184.0.0/15として割り当てられたうちの一つとなっているようだ。

64.62.142.131

現在、米国のHurricane Electric社が持つアドレスのうちから、64.62.142.128/29が「i-DNS.net International」名義で割り当てられているようだ。

B.I-DNS.NET

ワシントン

過去、Bサーバは米国ワシントンに208.184.25.199としてあったことが確認されている。

現在208.184.25.199をnslookupすると「208.184.25.199.available」という異常なホスト名が返ってくる。pingには応答しない。

ロシア

Bサーバは公式サイトにて、ロシアのモスクワ市で現在運用中らしき記述がある。

現在195.161.113.189をnslookupしてもホスト名を引くことができない。pingには応答する。

また現在B.I-DNS.NETを引くとE.I-DNS.NETなどと同様に203.81.44.47が返ってくる。nslookupしてもホスト名は返らないが、pingには応答している。

このうち、195.161.113.189は現在、RTComm.RU networkが持つアドレスの一つのようである。

C.I-DNS.NET

Cサーバは公式サイトにて、日本国東京都で現在運用中らしき記述がある。

現在210.189.254.50をnslookupしてもホスト名を引くことができない。pingにも応答しない。

現在C.I-DNS.NETを引くとE.I-DNS.NETなどと同様に203.81.44.47が返ってくる。nslookupしてもホスト名は返らないが、pingには応答している。

210.189.254.50

このアドレスは、「アイ・ディー・エヌ・エス・ドッド・コム インターナショナル株式会社」名義で、210.189.254.48/29で割り当てられているうちの一つである。

この上位はPSINet(210.189.254.0/24)で、更に上位はソフトバンク・アイディーシー株式会社(SOFTBANK IDC Corp.)(210.189.192.0/18)となっている。

203.81.44.47

詳細は下記のE.I-DNS.NETを参照。

D.I-DNS.NET

過去、Dサーバは南鮮のソウルに211.169.245.170としてあったことが確認されている。

現在211.169.245.170をnslookupすると「nsc.i-dns.net」が返ってくる。pingには応答しない。

また現在D.I-DNS.NETを引くとE.I-DNS.NETなどと同様に203.81.44.47が返ってくる。nslookupしてもホスト名は返らないが、pingには応答している。

更に、nsc.i-dns.netを引いても203.81.44.47が返ってくる。

E.I-DNS.NET

Eサーバは公式サイトにて、シンガポール共和国で現在運用中らしき記述がある。

現在202.160.253.152をnslookupしてもホスト名を引くことができない。pingにも応答しない。

また現在E.I-DNS.NETを引くと203.81.44.47が返ってくる。nslookupしてもホスト名は返らないが、pingには応答している。

202.160.253.152

Singapore Telecommunications Ltdに割り当てられたアドレスである。

203.81.44.47

この203.81.44.47というアドレスはシンガポール共和国に割り当てられたアドレスであり、203.81.44.0/26はiDNS用としてPacific Internet Pte Ltdに割り振られている。

一部例外があるが、概ねpie?.i-dns.net(?=1で31、?=2で32以下同)という名が付いているようだ。

www.i-dns.netの公式ページが203.81.44.31であるなど、実質機能しているのはこのアドレスだけなのかもしれない。

F.I-DNS.NET

過去、Fサーバはイギリスのロンドンに216.200.119.128としてあったらしい。

現在216.200.119.128をnslookupすると「216.200.119.128.has.no.reverse」という異常なホスト名が返ってくる。pingには応答しない。

また現在F.I-DNS.NETを引くと、E.I-DNS.NETなどと同様に203.81.44.47が返ってくる。

なお、216.200.119.128は米国カリフォルニア州サンホセ市のAbovenet Communications, Incに、216.200.0.0/16として割り当てられたうちの一つとなっているようだ。

G.I-DNS.NET

過去、Gサーバは支那の廣州に202.105.55.158としてあったことが確認されている。

現在202.105.55.158をnslookupしてもホスト名を引くことができない。pingにも応答しない。

また現在G.I-DNS.NETを引いてもアドレスは得られない。DNSより削除されているものと思われる。