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アッシリア人
辞書:文化用語の基礎知識 文化編 (LBUNKA)
読み:アッシリアじん
外語:Assyrians
品詞:名詞

北部メソポタミアにおこったセム語系の民族。現在の北部イラクにあたるアッシリアでは、非セム語系のスバルトゥ人がおり、紀元前3000年頃セム語系のアッカド人が勢力を持つにつれセム化し、アッシュールを中心に都市国家が成立、異民族の侵入の絶えない中でアッシリア人が生まれたとされる。

バビロニアに金属や石材を運び交易を行ない、次第に国力を上げ軍事国家として発展する。紀元前11世紀頃からヒッタイトの弱体化によりペルシア湾から地中海沿岸までを掌握し、紀元前7世紀までにはシリア・エジプトまでも征服し、全オリエントを統一した。

アッシュール神の名で王は世界帝国を、強力な戦車と騎兵を揃えた軍隊や組織化された官僚群を用いて支配したが、過酷な属領收奪により諸民族は反抗を起こし、紀元前612年カルディア人とメディナ人の攻撃によって滅亡、リディア・メディナ・カルディア・エジプトの4ヶ国に分立した。

1世紀に及ぶ支配によりオリエントの民族や文化は一体化され、そして辺境にも伝わった。その集大成は最後の王アッシュール・バニパルがニネヴァに築いた大図書館に収められ、貴重な資料となっている。

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