アマルテア
読み:アマルテア
外語:Amalthea

 木星の第5衛星。発見されている衛星のうち、内側から3番目の小さな衛星で、ガリレオ衛星よりも内側の内惑星の一つ。1892(明治25)年にEdward Emerson Barnard(エドワード・エマーソン・バーナード)により発見された。
 木星からの距離は181Mm、大きさは長辺が約270km、幅はその半分、質量7.17×1018
 その大きさや不規則な形状から、かなり硬い物体であることが推測されている。ガリレオ衛星などよりも小惑星などに組成が近いと考えられる。その表面はイオの活火山によると思われる硫黄のせいで赤くなっている。
 しかし木星探査機ガリレオの観測によると、その密度は液体の水程度しかなかった。これは、中に空洞が多いためと考えられている。
 英名Amalthea(アマルテア)は、ギリシャ神話において、幼いゼウス(木星)が父クロノスから逃れている間、その育児をした山羊のニンフの名に由来する。

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