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アレクサンダー・フレミング
辞書:科学用語の基礎知識 生物学編 (BBBIO)
読み:アレクサンダー-フレミング
外語:Alexander Fleming
品詞:人名

イギリスの細菌学者。青黴からペニシリンを発見したことで有名。

目次
個人情報

1881(明治14)年8月6日〜1955(昭和30)年3月11日

功績

1906(明治39)年にロンドンのセント・メアリーズ病院付属医学校を卒業してから細菌学の権威アームロス・ライトに師事した。

そして生体液中に含まれ、細菌を溶解する生体防御酵素を発見し、リゾチームと命名した。

後にロンドンでインフルエンザの研究中、ブドウ球菌の培養皿に偶然落とした黴が周囲の菌の発育を抑えていることを発見した。培養液を希釈しても効果があったこの物質に彼はペニシリンと名づけ、1929(昭和4)年に発表した。

ペニシリン

ペニシリンは不安定な物質だったため、フレミングは単離することが出来なかった。

しかし発表から10年後、フレミングの論文を読んだハワード・W・フローリー(Howard Walter Florey)とエルンスト・B・チェーン(Ernest Boris Chain)が単離に成功し、夢の薬として実用化した。

この功績により、フレミングとこの二人は、1945(昭和20)年にノーベル生理学・医学賞を受賞している。

ちなみに、ペニシリンの単離に成功したことを知ったフレミングは喜び、早速フローリーとチェーンに会いに出かけたのだが、二人はフレミングが既に死んでしまった過去の偉人だと思っていたので驚いた、という逸話がある。

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関連する用語
ペニシリン

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