ディジタル回路
読み:ディジタルかいろ
外語:digital circuit

 ディジタル信号で動作する回路
目次

二値論理

概要
 ディジタル回路は、一本の回線に流れる電流の電圧の高低だけで数値を表わす。
 一般には、一つの線で二種類の値しか表わすことができず、従ってこれは2進法であり、表わされる数値は2進数であるといえる。より大きな数値を扱うためには、複数の線を用いる必要がある。

論理
 ディジタル回路では、その線ごとに、オンかオフか、又は電圧が高いか低いか、といった二種類の状態のみを扱う。これを2進数として、0または1として扱われる。
 なお、オン=1とは決まっていない。正論理負論理という二種類の扱い方があり、これらは適切に使い分けられている。
 電圧の高低を表わす場合、誤解を招かないように、この状態はH、Lのように表現される。

多値論理
 近年では、多値論理と呼ばれる曖昧さを許容した論理学があり、この論理に基づく多値論理回路もある。これもディジタル回路の一種と考えられる。
 集積回路に求められる機能は増大し、それに伴い配線量は増した。しかしプロセスの微細化にも限度があることから、解決方法として、従来の0・1の二値ではなく、多値信号を用いて一線あたりの情報量を増大させる研究が進められている。

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