火星
読み:かせい
外語:Mars

 太陽系の第4惑星。太陽系の惑星中で唯一赤く見える。
 太陽金星に次ぎ、木星と共に全天で四番目に明るく見える天体である。
目次

概要

基本情報
 重力地球の1/3で、水星とほぼ同じ。気圧は地球の0.7%の約7hPa。

衛星
 衛星は2個。
番号衛星名距離半径質量発見者
(Mm)(km)(kg)
1フォボス (Phobos)9.411.11.08×1016ホール1877
2デイモス (Deimos)236.31.80×1015ホール1877

特徴
 

構成成分
 地球の1/200の僅かな大気が存在し、主成分は二酸化炭素
 太陽熱は地球の半分にしかならず、気温は常に氷点下である。
 火星の表面が赤いのは、地殻の主要成分である酸化鉄のためだと考えられている。

軌道
 公転軌道の離心率は0.0934であり、水星(0.2056)に次いで二番目に離心率が大きい惑星である。
 地球と火星の会合周期は約780日(2年2ヶ月)だが、丁度2年ではなく余りの2ヶ月があるために、会合ごとに距離が大きく異なってくるのが特徴である。15〜17年に一度大接近が起こり、2003(平成15)年8月27日の大接近は、過去79年ぶりとも6万年ぶりとも言われる大接近となった。

水の存在
 極部分などにが観測され、かつてはがあったと考えられている。
 更にはクレバス内や地下などには今もなお多くの水があると考える研究者もおり、地球外生命体の存在が期待されている。

大気中のメタン
 NASAの火星探査車キュリオシティー(Curiosity)の分析によると、火星の大気中には地球型生物の痕跡となるメタンは存在しないことが明らかとなった
 火星には、以前より微生物がいるとする説があった。地球型の生命の多くはメタンを生成する。メタンは生命活動と無関係にも生成されるが、メタンが観測されれば、地球型の生命の存在を証明することになる。
 しかし結果は、火星大気中にメタンが全く無かったわけではないが、極めて微量であり、生命由来は考えづらいレベルだった。この結果はメタンを生成する火星の微生物が現存する可能性はほぼ皆無ということを示した。
 但し地球の微生物であってもメタンを生成しない種類は多数あることから、今後の同様の研究では、他の物質の調査が進められるのではないかと見込まれる。

地名

命名基準
 古くから天文学者が火星を望遠鏡で観測し、模様に名前を付けることをしていた。
 この当時は特にルールはなく、他の星と同様に神話などから採られたほか、例えばイタリアの天文学者ジョバンニ・スキアパレッリはヘラス、アルカディア、エリシウム、大シルチス、といった地球の地名や空想上の地名を付けた。
 その後は、大きなクレーターには著名な科学者の名前を、小さなクレーターには地球の街の名前を、大きな谷には各国語で火星を表わす単語を、それぞれ使うようになった。

主な地名

探査
 これまでに様々な探査機が送り込まれている。火星探査機は数多いため、一部のみ記載。

発見

発見者
 火星の存在は古くより知られており、発見者は不明。
 初めて望遠鏡で火星を観測したのは望遠鏡発明者ガリレオ・ガリレイである。

名前
 英名Mars(マーズ)は、ローマ神話の戦いの神マルスに由来する。これはギリシャ神話のAres(アレス)に相当する。
 これは火星の色が赤であるため、赤=戦い・血、から連想されたものである。

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