AB型
読み:エイビーがた
外語:blood type AB

 ABO式血液型における表現型の一つ。
目次

概要
 両親からの血液型遺伝子がABヘテロの場合、表現型はAB型となる。
 日本人では少数派で、人口比でおよそ10%しかAB型はいないとされる。

特徴

糖鎖構造
 赤血球抗原はA抗原・B抗原の両方を持ち、血清抗体を持たない。

遺伝子構造
 A遺伝子またはB遺伝子は9番染色体の長腕(9q34)位置にあり、二対ある遺伝子のうちの一方がA遺伝子、もう一方がB遺伝子となっている。
 

血液型検査
 +が凝集、-が凝集なしとすると、次のようになる。

亜種
 幾つかのバリエーションが知られ、大きくは次の二種類に分ける。
 通常、AB型といえばトランスAB型を指す。シスAB型は極めて特殊な血液型である。
 AB型はA型とB型を持つため、それぞれについて、A型とB型そのものの亜型により多数の亜種があり、よく知られる型だけでも次のようなものがある。

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