#include
読み:シャープインクルード
外語:#include

 C/C++などのプリプロセッサーディレクティブの一つで、ファイルの挿入を定義するもの。
目次

構文
 #include <ファイル名>
 #include "ファイル名"

特徴

機能
 Cを初めとして幾つかの言語では、ソースファイルをコンパイルする前にプリプロセッサーという前処理プログラムでソースコードを処理する。
 #includeは、このプリプロセッサーに対する指令(directive)であり、「その場所に、指定されたファイルの内容を挿入する」という意味を持つ。
 #include <stdio.h>
 int main() { printf("hello, world\n"); }

書式
 山括弧(<>)を使用すると、プリプロセッサーはシステム標準の場所にあるヘッダーファイルを検索する。UNIX系OSでは、通常は/usr/include以下である。
 またC++の場合、ファイル名に.hが含まれない場合はC++専用のヘッダーファイルが格納されたディレクトリを参照する。例えば、/usr/include/c++/4.2 以下に格納される。
 一方、ダブルクォーテーション("")を使用すると、ユーザーが自分で格納したヘッダーファイルを検索する。処理系にもよるが、次のような順序で検索される。
  1. カレントディレクトリ、つまりそのソースファイルのあるディレクトリ
  2. コンパイラーの-Iオプションなどで命名されたディレクトリ
  3. 標準のディレクトリ (/usr/includeディレクトリ)

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