SOX
読み:エスオウエックス
外語:SOX: Simple Outline XML

 XMLの代替構文の一つ。
目次

概要
 行指向の発想を取り入れ、タグを閉じる必要をなくすために、要素の範囲をインデントによって表現することを特徴とする。
 プログラミング言語Pythonの特徴をXMLに当て嵌めたような設計ともいえる。
 SOX自体はXML(SGML)ではないが、XML文書の情報を損失無く表現することが可能で、SOXとXMLは相互に可逆である。
 SOXの本質的な特徴、利用目的はXMLと全く同じであり、違う点は構文だけである。

特徴
 具体的には、開始タグを「要素名>」と書き、改行する。
 その要素範囲内は一つインデントすることで表わすため、XMLにある終了タグが存在しない。1行に書ける要素は一つのみである。
 要素内に他の要素が含まれる場合は、随時インデントを深くすることで対応できる。
 要素に属性(アトリビュート)がある場合は、インデントした中に、「属性名=内容」の形式で記述する。
 仕様では、"で括られた文字列の扱い方や、複数行に渡る文字列の処理方法など様々な規定がある。

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