九州通信ネットワーク
読み:きゅうしゅうつうしんネットワーク
外語:QTNet: Kyushu Telecommunication Network Co.,Inc

 1987(昭和62)年7月調査会社設立、1989(平成元)年3月1日定款変更により事業会社に移行した地域系新電気通信事業者の一社で九州電力系の企業.これらは電力系新電電とも呼ばれ、その名の通り電力会社が主として出資した企業である。主要株主は九州電力で、あとは商社系が多い。
 各電力会社は、発電量管理などの目的で発電所間に光ファイバー網を設置しており、それをインフラとして一部を電話事業やCATV(ケーブルテレビ)事業に利用している。
 また1999(平成11)年から、事業者識別番号0086として一般家庭からもNTT回線を経由しQTNet回線への通話が可能となった。当初は3分9円から始まる9円単位制を導入しているのが特徴で、商品名は "九州電話" である.マイライン開始直前になって市内通話は3分8.4円に値下げされ、市外通話も9円単位制ではなくなっている。
 同じ九州電力系で経営不振に陥っていたPHS事業者、アステル九州を1999(平成11)年4月に救済合併したが事業状態は芳しくなく、2002(平成14)年11月30日で新規申込対応を終了、2003(平成15)年11月19日に電波停止し事業廃止となった。
 インターネット接続サービスも "九州電話インターネット" としてサービスしている。

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