UTF-9 (RFC)
読み:ユーティーエフ-ナイン
外語:UTF-9: Unicode Transformation Format-9

 Unicodeを9ビット文字で表現できるように変換したもの、及びその方法。
 本来31ビット固定のもののを9ビット文字の不定長に変換する。RFC 4042で情報提供扱いで規定されている。姉妹品にUTF-18がある。
目次

目的
 これはDECのPDP-10やIBM-7090、NEC ACOS-6などの36ビットワードマシンのためのもので、これら1バイトが9ビットのコンピューターで効率良くUnicodeが扱えるようになっている。
 RFC内のサンプルプログラムはC言語とPDP用アセンブリ言語で書かれている。
 ちなみにこのRFCの公開日は2005(平成17)年4月1日である。

仕様

符号化方法
 UTF-9ではUnicodeのU+0000〜U+00FFは1バイト(9ビット、以下同)で表現される。
 データは末尾寄せとし、末尾バイトのみMSBを0とし、それ以外は1とした2バイト以上の文字列で表現する。
UCS-4 (16進)UTF-9 (2進)
00000000〜000000FF0Xxxxxxxx
00000100〜0000FFFF1Xxxxxxxx 0Xxxxxxxx
00010000〜00FFFFFF1Xxxxxxxx 1Xxxxxxxx 0Xxxxxxxx
01000000〜7FFFFFFF1Xxxxxxxx 1Xxxxxxxx 1Xxxxxxxx 0Xxxxxxxx
 上記Xはオクテットごとの先頭MSBである.

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