猪瀬ポール

読み:いのせポール
品詞:名詞

日本の高速道路に時折見られる、片側3車線道路のうち1車線を潰しドライバーに不便と不快感を与えるために立てられている棒。姉妹品に「猪瀬ブロック」もある。

目次

新名神高速道路新東名高速道路などにある。2008(平成20)年の新名神高速道の開通により世間にお披露目されることになり、さらに2012(平成24)年の新東名高速道路の部分開通により、首都圏から静岡近辺へ向かうドライバーにもお披露目されることになった。

3車線で建設された区間に突如出現し、1列に等間隔で立ち並び1車線分を塞いでいる。この棒は、正式には「視線誘導標」(デリネーター)という。

しかし新東名開通時には、各マスコミはサービスエリアのグルメ情報を伝えることに精を出し、猪瀬ポールの実態を報道する社は皆無であった。

由来

猪瀬直樹(後の東京都知事)と呼ばれる圧力により、3車線で設計された道路が強引に2車線化され一車線が棒でふさがれた。

それでコストが安くなるはずもなく、棒を立てる分のコストが余計に掛かっているだろう事は、誰が見ても明らかであろう。

猪瀬直樹は第二名神不要論を主張し、一部区間の工事差し止めをしたことが「棒」の発端であり、このため某巨大掲示板の名神・新名神スレッドで、主犯の猪瀬の名を取ってこのように命名された。

効果

猪瀬ポールは結果的に「路肩よりも外にある路肩」を生み出している。

そのため猪瀬ポールで仕切られた向こう側は、もっぱら高速隊が違反車両を取り締まるスペースとして使われている。

なお「2車線で充分」とされた新東名であるが、開通2週間後のゴールデンウィークには早速10kmの渋滞が発生した。

結果として、開通から早々に片側3車線(6車線)化の事業が進むこととなった。

関連する用語
高速道路

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