甲子道路

読み:かし・どうろ
外語:Kashi Road 英語
品詞:名詞

トンネルによって甲子峠の東西を結んだ、国道289号のバイパス。

目次

起点・終点

  • 起点: 福島県西白河郡西郷村大字真船 (※座標は推定)
  • 終点: 福島県南会津郡下郷町大字豊成 (国道121号)
  • 延長: 23.3km

設計諸元

  • 構造規格: (未確認)
  • 設計速度: (未確認)
  • 道路幅員: 10.5m(トンネル7.5m)
  • 車線数: 2車線

規制等

  • 制限速度: (未確認)
  • 最低速度: 設定なし
  • 標識規制: (未確認)

法定路線名

  • 一般国道289号甲子道路

指定区間

指定区間は存在しない。

建設計画

事業は4工区に分けられた。

  • 第1工区 (福島県西郷村側) L=約5.9km (事業費約104億円)
  • 第2工区 (国土交通省) L=約5.9km (事業費約200億円)
  • 第3工区 (福島県下郷町側) L=約6.2km (事業費約59億円)
  • 第4工区 (福島県下郷町側) L=約5.3km (事業費約44億円)

記載した予算は2008(平成20)年度までのものである。第三工区のみ2008(平成20)年度までで一部供用の計画であるため、全額となっていない。

沿革

  • 1975(昭和50)年度: 第1工区(福島県施工)事業着手
  • 1990(平成2)年度: 第4工区(福島県施工)事業着手
  • 1995(平成7)年度: 第2工区(国土交通省施工)事業着手
  • 1995(平成7)年度: 第3工区(福島県施工)事業着手
  • 1998(平成10)年度: 第2工区用地・工事着手
  • 1999(平成11)年度: 第2工区甲子大橋、柄沢橋、観音川橋工事着手
  • 2000(平成12)年度: 第2工区雨沼橋工事着手
  • 2002(平成14)年度: 第2工区甲子トンネル工事着手
  • 2006(平成18)年度: 第2工区甲子トンネル貫通
  • 2008(平成20)年9月21日: 甲子道路開通(供用開始)

甲子温泉などがある甲子山の周辺であったが、既存の峠道(現道)は不通区間であり、車輛による通行は不可能だった。この通行不可能区間の解消のため、トンネルによって山の東西を結ぶ計画が立てられた。

線形の悪い周辺道路の改良(新道建設)は福島県の施行、難工事区間となる第3工区のみ国土交通省の直轄権限代行区間となった。

2008(平成20)年9月21日に供用を開始し、晴れて山の東西は結ばれた。

接続する主な道路

  • 福島県道290号那須甲子線
  • 福島県道347号高陦田島線
  • 国道121号

沿道施設、観光地等

  • 白河高原カントリークラブ (福島県西白河郡西郷村大字真船)
  • キョロロン村 (福島県西白河郡西郷村大字真船)
  • 下郷町立 旭田小学校
  • 会津下郷駅 (会津鉄道会津線)

道の駅

道の駅はない。

主な橋

  • 第一剣桂橋
  • 第二剣桂橋
  • 甲子大橋 (L=199m)
  • 観音川橋 (L=30m)
  • 雨沼橋 (雨沼) (L=90m)
  • 柄沢橋 (L=24.2m)
  • 南倉沢橋
  • 東開橋
  • 松合橋
  • 旭橋 (阿賀側)

主なトンネル

  • 剣桂トンネル (福島県西白河郡西郷村大字真船)
  • きびたきトンネル (福島県西白河郡西郷村大字真船)
  • 縞石トンネル (福島県西白河郡西郷村大字真船)
  • 安心坂トンネル (福島県西白河郡西郷村大字真船)
  • 甲子トンネル (福島県西白河郡西郷村大字鶴生〜南会津郡下郷町大字南倉沢、甲子峠) (L=4345m)
  • 南倉沢トンネル (福島県南会津郡下郷町大字南倉沢)

実際には、縞石トンネルと安心坂トンネルはスノーシェッドを挟んで連結されている。

主な峠

  • 甲子峠 (福島県西白河郡西郷村大字鶴生〜南会津郡下郷町大字南倉沢、甲子トンネル)

並行する鉄道

特になし。

経由する自治体

福島県
西白河郡西郷村 ‐ 南会津郡下郷町
関連するリンク
一般国道289号甲子道路
道路の所属
国道289号

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