ブドウ球菌

読み:ブドウきゅうきん
品詞:名詞

ブドウ球菌科ブドウ球菌属に属するグラム陽性球菌の一群。

目次

分類

  • ドメイン: 真正細菌 Bacteria
  • 界: 真正細菌界 Bacteria
  • 門: ファーミキューテス門 Firmicutes
  • 綱: バチルス綱 Bacilli
  • 目: バチルス目 Bacillales
  • 科: ブドウ球菌科(スタフィロコッカス科) Staphylococcaceae
  • 属: ブドウ球菌属(スタフィロコッカス属) Staphylococcus

真正細菌ドメインには真正細菌界しかないので、界は略されることが多い。

現在35菌種程度に分類されている。

ヒトの常在菌であり外来からの病原体の侵入を防ぐ働きを持っているものが多いが、次の三種類には病原性が確認されている。

生態

芽胞を形成しない、通性嫌気性菌である。

葡萄糖を嫌気的に生成できるが、通性嫌気性であるため、酸素存在下でも生育できる。

現在では、菌の研究もかなり進んではいるが、古くは混沌とした分類法が使われていた。

かつてはコロニーの色調で三色程度に分類され、白色、黄色、橙色とあった。白色は表皮、橙色は腐性に改名されたため、今も残るのは黄色ブドウ球菌のみということになる。

用語の所属
グラム陽性球菌
関連する用語
黄色ブドウ球菌
MRSA
VRSA

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