マルカリアンの鎖

単に並んでいるだけではなく、固有運動が観測されている。

この固有運動を発見したアルメニアの天体物理学者ベンジャミン・マルカリアン(Benjamin Markarian)にちなんで、マルカリアンの鎖と命名された。

マルカリアンの鎖は写真でみると6個のまとまりで見られ、うち二つはそれぞれ二つの銀河からなる。順番に次のように並んでいる。

• M84(NGC 4374)
• M86(NGC 4406)
• NGC 4438 + NGC 4435
• NGC 4461 + NGC 4458
• NGC 4473
• NGC 4477

6個のまとまり以外にも多数の銀河が周辺に見られるが、それらの銀河の固有運動は不明であり、偶然重なって見えるだけではないかともされている。