口蹄疫

読み:こうていえき
外語:FMD: Foot and mouth disease 英語
品詞:名詞

牛、豚、羊など偶蹄類の哺乳動物が主として罹患するウイルス感染症の一つ。

目次

病因

口蹄疫ウイルスによるウイルス感染症である。

ウイルスは空気感染し、その上感染力も強い。致死率も高く、感染動物は食用にならず、家畜の生産性を著しく落とすため非常に恐れられており、各国とも厳しい防疫体制を敷いている。

南部オセアニアと北米以外の世界中で発生が見られる。

症状

発症すると口と蹄、乳房などに水疱(水ぶくれ)が出来る。

更に40℃前後に発熱し衰弱、同時に大量のよだれが見られる。

ウイルスそのものの殺傷力は弱いが、ウイルスにより発生する水疱破裂時の疼痛による摂食障害や、その傷口からの感染症などにより衰弱死する。

かつては、人間には感染せず、発病した牛や豚を食べてもなんら影響は無いと言われていた。しかし人間にもごく希に感染する事が分かり、大問題となった。

口蹄疫自体の治療法は無い。

発生した場合、家畜伝染病予防法に基づき、蔓延の防止のために家畜所有者による屠殺(薬殺&埋め立て処分)が義務付けられている。

生物兵器

人間に対する直接的殺傷力は殆どないが、畜産に大打撃を与えることから、兵糧責め用の生物兵器としての研究もある。

戦時中でなくとも、流行すれば牛や豚の価値が下がるため、日本に持ち込まれると日本の畜産業界は間違いなく崩壊するとも言われている。

流行

日本でも定期的に流行している。

  • 1908(明治41)年: 東京、神奈川、兵庫、新潟で522頭
  • 2000(平成12)年: 宮崎(3月〜4月: 3戸)、北海道(5月:1戸)で患畜・疑似患畜740頭(92年振りの発生)
  • 2000(平成12)年9月27日: 日本が清浄国に復帰
  • 2010(平成22)年: 宮崎(3月〜) 再び日本で大流行、「赤松口蹄疫」
関連する用語
ウイルス

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