n-3系高度不飽和脂肪酸

読み:エンさんけい・こうどふほうわしぼうさん
品詞:名詞

高度不飽和脂肪酸のうち、メチル基末端から数えたとき最初の二重結合メチル基から数えて3つ目の炭素にある脂肪酸。ω-3系高度不飽和脂肪酸とも言う。

目次

シソに含まれるα-リノレン酸(炭素数18)、魚油中に多く含まれるEPADHAなどがある。

脂肪酸中にある二重結合ごとにトランス型シス型があるが、天然に存在するものの殆どは、全ての二重結合がシス型となっている。

摂取量は国によりまちまちだが、魚介類に豊富なことから一般に日本人は摂取量が多い。寿命が長い日本人が多く摂取するということで、健康に良いのではないか、との説がささやかれた。

様々な研究によると、n-3系高度不飽和脂肪酸とn-6系不飽和脂肪酸の摂取量の比が健康に影響するというデータがある一方、そうではないというデータもある。WHOが専門家を集めて検討した結果、その摂取量の比の健康に対する影響について十分な証拠はないとの結論に達した。

  • 不飽和結合3ヶ所
  • 不飽和結合4ヶ所
    • ステアリドン酸 (C18:4(6,9,12,15))
    • エイコサテトラエン酸(ETA) (20:4(8,11,14,17))
  • 不飽和結合5ヶ所
    • イコサペンタエン酸(IPA,EPA) (C20:5(5,8,11,14,17))
    • テトラコサペンタエン酸 (C24:5(9,12,15,18,21))
    • ドコサペンタエン酸(DPA、イワシ酸) (C22:5(7,10,13,16,19))
  • 不飽和結合6ヶ所

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