インチキ高音質CD

読み:いんちきこうおんしつ・スィーディー
品詞:名詞

日本のレコード会社が売っている、「自称」高音質のCD。しかし、嘘、虚構であり、詐欺である。

目次

元々CDという媒体は音楽業界が普及させたのではなく、コンピューター業界が普及させたものであった。

音楽業界はSACDDVD-Audioなどの高音質ディスクを作ったが、全く普及させることができなかった。音楽業界がコンピューター業界を敵視しており、コンピューター業界も余計な手出しをしなかったためである。

そこで音楽業界は、コンピューター業界が普及させたCDという世界に「おんぶにだっこ」する方針とし、CCCDなどを作り失敗、次はインチキ高音質CDを作ったのである。

種類

現時点で確認されているのは次の通り。

主張

信号面を保護する樹脂に、通常のCDとは違う、液晶パネル用あるいはBlu-ray Disc用などの高級なポリカーボネート樹脂を使用して製造しているとされる。

これによって基板の透明性が向上し、もって優れた信号特性が実現されるのだとされている。

誤り訂正能力の劣る安いCDプレイヤーではエラー率が下がり、もって若干の音質向上の恩恵がある可能性はあるが、一旦、きちんと誤り訂正しながらデータを吸い出して再生するような音響機器には何の関係もないことである。

同様の主張をするインチキ製品に音楽用CD-Rなどがある。

音質は同じ

結論として、音質は、通常のCDと全く同じである。格納されている「音響情報」は、通常のCDと全く同じ「44.1kHz/16ビット」から変更されていない。

SACDと同様の高音質CDのように説明されることもあるが、これは酷い嘘である。

用語の所属
CD

コメントなどを投稿するフォームは、日本語対応時のみ表示されます


KisoDic通信用語の基礎知識検索システム WDIC Explorer Version 7.04a (27-May-2022)
Search System : Copyright © Mirai corporation
Dictionary : Copyright © WDIC Creators club