共通中間言語

読み:きょうつう・ちゅうかんげんご
外語:CIL: Common Intermediate Language 英語
品詞:固有名詞

.NET Framework仮想計算機の標準仕様「共通言語基盤」(CLI)で使われる中間言語。英名を略して「CIL」と呼ばれる。旧称は「MSIL」。

目次

.NET用のプログラミング言語は、コンパイルするとCILが出力される。

CILはバイナリではなく、実際には「アセンブリ言語」に似た記述を用いたテクストファイルである。これが実行前に仮想計算機によってコンパイルされて実行される。

恒例、CILによる「hello, world」は、次の通りである(.classを使わない場合)。

.assembly hello {}
.assembly extern mscorlib {}
.method static void Main()
{
    .entrypoint
    .maxstack 1
    ldstr "hello, world"
    call void [mscorlib]System.Console::Write(string)
    ret
}

アセンブリ言語であるが、構造化可能なこと、基本がスタック言語であることが特徴といえる。

アセンブラーは、標準的な設定の場合、C:\Windows\Microsoft.NET\Framework\v2.0.50727\ilasm.exeとして存在する。

用語の所属
.NET Framework
関連する用語
共通言語基盤
C#

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