イエデンワ

読み:イエデンワ
品詞:商品名

エイビットが開発した、WILLCOMの電話機。ケータイは携帯するものという既成概念を打破し、家庭に据え置くデザインをしたPHS電話機。

目次

1機種あった。

製品価格は、一括購入で2万3520円だった。

後継機は「イエデンワ2」である。

仕様表

液晶ディスプレイ2.7インチ、解像度は横128ドット×縦64ドット
通信機能PHS
赤外線通信
質量約600g (本体のみ)
外形寸法約200mm×約195mm×約76mm (突起部除く)
接続端子受話器の接続端子
カードスロットなし
連続通話時間AC電源による駆動 (乾電池駆動時は約10時間)
連続待受時間AC電源による駆動 (乾電池駆動時は約800時間)

接続端子は、受話器の接続端子と、ACアダプターの接続端子のUSBマイクロBコネクターのみ。ほかは何もない。イヤホンジャックも無い。

乾電池は別売で、単3形アルカリ乾電池4本を使用する。メーカー推奨電池は "Panasonic LR6XJ" である。

ACアダプターが添付されているが、紛失時は他のmicroUSB用として市販されている汎用ACアダプターも利用できる。

バリエーション

カラーバリエーションはなく、白のみ。

電話回線不要

この電話機は、形こそ据え置き型の固定電話であるが、立派なPHSであり電波で外とつながるため、固定電話の電話回線は不要である。買ってきたその日から、家で電話が使える。

「2台目」ニーズをとことん追求した結果、こうなったらしい。

電話機

この電話機は、見た目の通り、電話を前提とした装置であり、電話以外を想定していない装置である。

可能な限り開発コストを抑えるため、世界中から固定電話機の金型を探し、ようやく見つけた金型から起こしたとされる。

ここからわかるように、デザインはそれほど重視していない。電話機としての機能性、奇抜性で一発勝負である。

機能等

デジタルカメラは無い。カメラは本来、電話の機能ではない。

液晶画面はあるが、電子メール機能は付いておらず、ライトメールも使用不可。イエデンワにライトメールを送っても、そのまま着信してしまう。確認はしていないが、多分Pメールでも無理だろう。

ワンセグチューナなどあるわけがなく、もちろんWebブラウザーもない。そもそもテレビやWebが見られるような液晶ではない。

電話帳は1000件(1件あたり3電話番号)。ここは今風に赤外線通信機能が搭載され、ケータイからの電話帳のコピーは楽々可能。

ケータイマニアだけでなく、全国120以上の自治体が約8,000ヶ所に導入したとされ、当初の想定を大幅に超える人気を獲得した。

結果、まさかの後継機「イエデンワ2」が登場することとなった。

関連するリンク
http://www.willcom-inc.com/ja/lineup/wx/02a/
関連する用語
WILLCOM
イエデンワ2

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