フォーンコネクター

読み:フォーンコネクター
外語:phone connector 英語
品詞:名詞

音響機器などで広く使われているコネクターの一つ。

目次

その起源は、手動の電話交換機に遡るとされる。

脱着が容易であり、また基本的に先端にくびれがあるため、装着すると抜けにくい。

マイクロフォンヘッドホンから、携帯音楽機器まで広く使われる。また、機器の平衡入出力などでも使われる。

フォーンコネクターのうち、オス(差し込む側)を「フォーンプラグ」、メス(差し込まれる側)を「フォーンジャック」という。

種類

色々な種類があるが、大きく、「大きさ」と「接点数」に分けられる。

大きさ

大きさ(太さ)は、直径で次のようなものが使われる。

  • 標準 (直径1/4インチ(6.35mm))
  • ミニ (直径3.5mm)
  • マイクロ (直径2.5mm)

接点数

接点数は、主に次のようなものが使われる(T/R/Sの各意味は、後述する)。

  • 2極(TS)
  • 3極(TRS)
  • 4極以上

古いソニーのウォークマン用などで、リモコン機能用として4極と専用ピンを使ったものもあった。AVコネクターとして、映像信号を含めて4極としたものもある。

現在、iPhoneやBlackBerryなどで、4極のものを用いており、4極目にはマイク端子が割り当てられている。

主なもの

大きさ、接点数は全組み合わせが満遍なく使われているわけではない。

主に使われるのは、次のものである(3極以下)。

3極の構造

コネクターの先端部分から順に、次のように呼ばれる。

  • チップ(T) (先端部分)
  • リング(R) (中間部分。3極の場合のみ存在)
  • スリーブ(S) (付け根部分)

それぞれ、次のように使われている。

端子モノラルステレオ平衡
チップ(T)チャンネル左チャンネル(L)正相(ホット)
リング(R)(存在せず)右チャンネル(R)逆相(コールド)
スリーブ(S)接地接地接地

4極の場合は、このうちリングが更に二つに分かれていると考え、「TRRS」などという。

短絡の危険性

フォーンコネクターの各接点は縦に並んでいるため、その構造から脱着時に短絡する可能性がある。

従って、フォーンコネクターを使う場合は安全のため、その対策が必要である。

用語の所属
コネクター
関連する用語
ライン出力
フォーンプラグ
フォーンジャック

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