放送大学

読み:ほうそうだいがく
外語:OUJ: The Open University of Japan 英語 , U-AIR: The University of the Air 英語
品詞:団体組織名

放送大学学園が設置する、日本の私立大学の一つ。法的な由来から、国立大学とほぼ同様に扱われている。

目次

地上デジタルテレビジョン放送

2006(平成18)年12月1日より、東京送信所および前橋送信所の双方で地上デジタルテレビジョン放送が開始された。

  • テレビ
  • ラジオ
    • 東京77.1MHz (コールサインJOUD-FM)
    • 前橋78.8MHz (JOUD-FM中継局)

衛星放送(BS)

2011(平成23)年10月より、BSデジタルでの放送が開始された。

テレビは231〜233チャンネル、ラジオは531チャンネルである。

(旧)衛星放送(CS)・光CATV

1998(平成10)年1月21日よりスカパー!による衛星放送が開始され一気に全国化された。

テレビが205チャンネル、ラジオが500チャンネルで、視聴料金不要の無料放送だった。

BSデジタルへの移行に伴い、2012(平成24)年3月31日をもって放送は終了した。

(旧)地上波アナログ放送

アナログ放送は、2011(平成23)年7月24日に終了した。以下は当時の参考情報。

放送大学の学生なら、全科目の90%(2012年度)がネットで見られる。

つまり日本のBSが受信できない海外でも講義が受けられるが、但し、殆どの講義は日本人向けであり、つまり日本語である。

大学と大学院

テレビ放送とラジオ放送という広域通信媒体を利用した文部科学省認可の正規の通信制大学である。

1985(昭和60)年4月より開始され、現在、学部は教養学部のみが存在している。他に大学院がある。

学生の種類

  • 大学(教養学部) (4年以上10年以内)
    • 全科履修生
    • 選科履修生
    • 科目履修生
    • 特別聴講学生
  • 大学院(文化科学研究科文化科学専攻)
    • 修士課程 (2年以上5年以内)
      • 修士全科生
      • 修士選科生
      • 修士科目生
    • 博士後期課程 (3年間)
      • 博士全科生

学位

修了によって得られる学位の名称は、おのおの次の通り。

  • 放送大学教養学部 ‐ 学士(教養)
  • 放送大学大学院修士課程 ‐ 修士
  • 放送大学大学院博士後期課程 ‐ 博士(学術)

また、学部で一定の単位を修得して「大学評価・学位授与機構」に学士を申請すれば、(教養)以外の学士号を得ることもできる。

入学資格や講義

学部への入学

学部は、入学する年度のはじめ(4月1日)に満15歳以上であれば入学できる。入学機会は春と秋の年2回で、入学試験はない。

春入学(講義は4月開始)の出願期間は毎年11月15日から2月末まで、秋入学(講義は10月開始)の出願期間は毎年6月1日から8月31日までである。

  • 満15歳から、卒業を目指さない選科履修生および科目履修生として入学できる。
  • 満18歳から、卒業を目指す全科履修生として入学できる。

なお全科履修生は、年齢以外に、高等学校卒業、またはそれと同等と認められる必要がある。

ただし放送大学には特別措置があり、わざわざ大検を取る必要はない。本来は大学入学資格の無い、中卒(高校中退含む)・旧制中学校卒・旧制高等女学校卒などでも、放送大学の選科履修生か科目履修生(卒業を目的としない学生)として入学し16単位を修め、かつ18歳以上であれば、高卒相当と認定され全科履修生(卒業を目的とする学生)として入学が可能である。

つまり、18歳以上なら実質誰でも無試験で、卒業を目指した入学ができるということである。

大学院への入学

大学院は定員の都合から入学試験が存在する。

講義

学部と大学院の講義は、テレビラジオで無料で放送されている。視聴だけなら無料であり、独学で学ぶことも、講義内容を事前に確認するこも、無料でできる。

入学すれば、大学の単位を得ることも可能である。放送授業は一つで2単位、面接授業は一つで1単位である。

放送大学は通信制の大学ということもあり、講義の放送と教科書(テクスト)が命綱である。このため教科書(テクスト)が非常に充実していることが良い点である。放送教科書は、学生の場合は講義選択時に得られ、費用も授業料に込みであるが、他学の人でも書店にて(学生よりは高いが)購入できる。

また原則として学生のみ対象だが面接授業も多数開設されており、放送のみでは得られない深い知識を得ることも可能である。なお、面接授業は、全科履修生の卒業要件でもあるため、卒業するためには受講が必須である。

費用

受講料などは不定期に変更される可能性があるが、2014(平成26)年4月現在、放送大学で大学卒業資格を取得するまでにかかる費用は、(他学からの編入でなく、新規に入学する場合で)最低で706,000円である(消費税8%になっても、5%の頃から据え置きとなっている)。

これは、入学料と、卒業に必要な124単位を修得した場合の授業料込みの総額である。

ただしこれは入学時に全額払い込むわけではない。入学料は最初に必要だが、授業料は毎学期ごと(1年は2学期制)に、登録した単位数に応じて支払う。

1単位5,500円なので、124単位では682,000円が授業料の総額となる。

4年間で卒業する場合には1学期(半年)あたり85,250円、10年間で卒業する場合には学期あたり34,100円ということになる。

教養学部のコース

開校当時は3コース(学科)各2専攻で、計6コース(専攻)があった。他の大学では、学部は教養学部に対応し、3種類のコースは学科に対応した。

2009(平成21)年度から大幅な変更があり、1学科5コース(専攻)に整理され、さらに2013(平成25)年度入学者から、情報コースが1コース増えて6コースになるという経緯がある。

現在の、1学科6コース(教養学部教養学科)のコースは次の通り(旧専攻を併記、詳細後述)。

  • 生活と福祉コース(旧・生活と福祉専攻)
  • 心理と教育コース(旧・発達と教育専攻)
  • 社会と産業コース(旧・社会と経済専攻、旧・産業と技術専攻)
  • 人間と文化コース(旧・人間の探究専攻、旧・産業と技術専攻のうち情報系の科目)
  • 情報コース
  • 自然と環境コース(旧・自然の理解専攻)

かつての教養学部(参考)

参考までに、2008(平成20)年度までの3コース6専攻は、次の通りだった。

  • 生活科学コース(学科)
    • 生活と福祉専攻
    • 発達と教育専攻
  • 産業・社会コース(学科)
    • 社会と経済専攻
    • 産業と技術専攻
  • 人文・自然コース(学科)
    • 人間の探究専攻
    • 自然の理解専攻

2009(平成21)年度以降入学が全て新コースで旧専攻の現行学生等は、卒業期限(10年間)、遅くとも2018(平成30)年までに、卒業するかまたは新コースへの移行が必要となる。

学部の定員

学部の定員は、無さそうで、しかし実際には有るらしい。期末試験会場の容量などから想定されているのだろう。

想定定員は10万人とされ、2012(平成24)年度の学生は8.6万人と学長が公表している。まだ受け入れの余裕があるらしい。

修士課程

大学院(修士課程)のプログラム

2013(平成25)年度入学者からはプログラムが増え、7プログラムである。

修士課程は、1研究科(文化科学研究科)、1専攻(文化科学専攻)のみで、この下に、7プログラムがある。

  • 文化科学研究科
    • 文化科学専攻
      • 生活健康科学プログラム
      • 人間発達科学プログラム
      • 臨床心理学プログラム
      • 社会経営科学プログラム
      • 人文学プログラム
      • 情報学プログラム
      • 自然環境科学プログラム

2012(平成24)年度入学者までは、人文学プログラムと情報学プログラムがなく、二つを合わせたような「文化情報学プログラム」があった。

つまり、2013(平成25)年度入学者からは、文化情報学プログラムが二つに別れ、7プログラムとなったとも言える。

かつての大学院(参考)

2009(平成21)年度入学者から6プログラムになったが、それより前は4プログラムだった。

参考までに、2008(平成20)年度までの4プログラムは、次の通りだった。

  1. 総合文化プログラム
    • a 文化情報科学群
    • b 環境システム科学群
  2. 政策経営プログラム
  3. 教育開発プログラム
  4. 臨床心理プログラム

博士後期課程

2014(平成26)年4月に博士後期課程が設置され、5プログラムが設定されている。

博士後期課程は、1研究科(文化科学研究科)、1専攻(文化科学専攻)のみで、この下に、5プログラムがある。

  • 文化科学研究科
    • 文化科学専攻
      • 生活健康科学プログラム
      • 人間科学プログラム
      • 社会経営科学プログラム
      • 人文学プログラム
      • 自然科学プログラム

入学と在学

放送大学は誰でも、(安い)入学金さえ払えば入学できる。全科履修生として入学した場合、学籍は最大10年間維持できる。

しかし誰でも入れるからといって、レベルが低いわけではない。入学の容易さは、放送大学の授業レベルを意味していない。

放送大学の授業内容の良さは、「全員を(4年で)卒業させねばならない」及び「4年で卒業しなければならない」という相互のプレッシャーが無いこと、および、他学とは違い常に一般人の目に晒されていることが一因にある。

実際に、他学と違い、意図的に4年で卒業せずに長い期間を掛けて深く学ぶ傾向にあるようで、また一度卒業しても他の専攻で再入学する学生もいる。そして学生は、下は15歳から上は100歳程度までいるとされ、幅広い。

卒業

全科履修生として入学した場合は、上述のように学籍は最大10年間維持できるので、つまり10年以内に所定の単位が得られれば卒業できる。

とは言え、放送大学は必ずしも卒業を目指す大学ではない。学生の全員が卒業を目指してはいないため、初期には卒業率は低かった。率は次第に増え、2014(平成26)年の学長発表では、8年以内の卒業者の率は入学者の40%を超えたとされている。いずれにせよ、本人に相当のやる気が無ければ卒業は難しい。

放送大学生を学問に向かわせるのは「学びたい」という本人の強い意志と、崇高なる勤勉意欲のみである。

学部の卒業要件

開校当時は、体育の授業が必須など卒業要件はかなり厳しいものだったが、体育が卒業要件から外されことをはじめに、要件は徐々に緩和され卒業しやすくなった。

卒論を書く授業も単位を貰える授業の一つであるが、これは卒業要件ではない。必要単位さえ取れれば、卒論を書かなくても卒業できる。

2009(平成21)年度からの新しい卒業要件は、次の通りである。

  • 科目区分による要件 (124単位以上)
    • 基礎科目+共通科目 (合計30単位以上、うち外国語科目6単位以上)
      • 基礎科目 (8単位以上)
        • 一般科目
        • 外国語科目
    • 専門科目+総合科目 (合計60単位以上)
      • 専門科目
        • 自コース (30単位以上)
        • 自コース以外
      • 総合科目 (4単位以上)

なお、放送授業だけでは卒業できない。面接授業も必要である。

  • 授業形態による要件 (124単位以上)
    • 放送授業 (94単位以上)
    • 面接授業 (20単位以上)

卒業研究(いわゆる卒論)は、放送授業3単位、面接授業3単位の計6単位として認定される。

大学院の卒業要件

大学院は2年以上在籍する必要があり、在学年限は5年間である。

臨床心理学プログラム(と旧・臨床心理プログラム)は特別に34単位が必要で、それ以外のプログラムは30単位である。

  • 臨床心理学プログラム (34単位以上)
    • 研究指導 (8単位以上)
    • 所属プログラム (26単位以上)
  • 臨床心理学プログラム以外 (30単位以上)
    • 研究指導 (8単位以上)
    • 所属プログラム(群) (8単位以上)
    • それ以外の単位 (14単位以上)

上記単位に加え、修士論文の審査および口頭試問に合格しなければならない。

コツ

学部に入学後は、まず放送授業、そして面接授業を受講することになる。面接授業は、概ね同趣旨の放送授業に沿った形で行なわれ、同じ教科書を用いることが多い。

このため面接授業は、可能なかぎり早いうちに必要な単位を取得するべきである。

特に、外国語などの授業は、放送授業とともに選択し同時に単位を取っておかないと、後から取ることが難しい(忘れてしまうと、授業に満足に参加できず、単位も取れない)。定期的に新しい授業が入ってくるので、都度受講していればいつの間にか単位がたまる。

英語は誰でも選択するだろうが、第二外国語としてもう一言語取るのが望ましい。

外国語は昔は、ロシア語があったが、今はなくなったようである。代わりに昔はなかった朝鮮語やアラビア語が授業に入っている。

学生の利点

卒業を目指さないなら無料で見られるが、学生になり授業料を支払うと得られるものは、次の通りである。

  • 印刷教材(教科書)
  • 通信指導
  • 単位認定試験

さらに、他学と同様、大学生としての利点も通常通り得られる。

  • 学習センターの設備利用
  • 学生証を用いた各種学割の適用
  • 奨学金 (全科履修生の場合)
  • 勤労学生の所得控除 (全科履修生の場合)

鉄道やバスの学割も、全科履修生が学習センター等に通学する場合などに認めらる。

法律

学校は、本来は国や地方公共団体、ないしは学校法人が作るものと法律で決められており、それぞれ国立大学公立大学私立大学と呼ばれる。

放送大学だけは例外として「放送大学学園法」によって規定されている。

当初の「放送大学学園法」(昭和五十六年法律第八十号、以下旧法)では、特殊法人として放送大学学園をおき、放送大学学園が設置する大学が放送大学とされた。

しかし特殊法人の(特に他の)評判が悪くなり、廃止、縮小、民営化、独立行政法人化などの道を歩まざるを得なくなり、放送大学学園には何の罪もないが同じ憂き目にあった。

結果、旧法は廃止され、全部が改正された新「放送大学学園法」(平成十四年十二月十三日法律第百五十六号、以下新法)が作られた。ここで、放送大学学園は(特殊な)学校法人となり、もって放送大学は私立大学となった。

情勢

2009(平成21)年5月7日、石弘光学長は、北京で中央放送電視大学(中央電大)との提携に調印した。

石曰く「既に提携関係にある韓国と併せ、漢字文化圏の一体感を教材づくりや教育システムに生かし、人的な交流も活発にしたい」と述べている。南鮮の提携済みの大学は「韓国放送通信大学」である。

ここ近年、ロシア語が無くなり朝鮮語が増えるなど、放送大学は授業科目の変質が顕著である。無理矢理「私立大学」にされたことが、その主因と見られる。

放送大学に対する偏見

放送大学を不当に低く見るような偏見を持った人は、少なくないらしい。その根拠は定かではない。

放送大学に対する偏見を無くす方法は不明だが、放送大学の番組で講師をしている教授の多くは、東京大学など他学の教授などである。講師も授業もレベルは高いのである。またスクーリング(面接授業)も、大抵の大学より受講者の態度は真剣である。

そんな放送大学は、2012(平成24)年2月19日から翌日に掛け、自称「某有名大学教授」が、相手が岡部洋一学長とも知らずに暴言を吐いた挙げ句に遁走したことから、Twitterで大きな話題となった。

  • 矢吹 樹 @Yabuki_Itsuki 2012年2月19日 - 18:41 webから

    最近、無名大学だけでなく有名大学でも放送大学を卒業して教授になっている人がいるけど、これってありですか?本当の大学を卒業していないのですから、大学というもの自体を理解していないと思うのですが・・・。こんな教授に教わる学生がかわいそう。

  • 岡部洋一 @__obake 2012年2月19日 - 19:27 ついっぷる/twippleから

    本当の大学の定義ってなんですか?放送大学は正式の大学ですが… RT @Yabuki_Itsuki: 最近、無名大学だけでなく有名大学でも放送大学を卒業して教授になっている人がいるけど、これってありですか?本当の大学を卒業していないのですから、… #放送大学

  • 矢吹 樹 @Yabuki_Itsuki 2012年2月19日 - 19:40 webから

    @__obake それが分からないということは、貴方は放送大学出身ですか?そういう質問をすること自体が、放送大学なんですよ。違いがわからない人間が大学の教授にはなってはいけないということです。

  • 岡部洋一 @__obake 2012年2月19日 - 20:22 ついっぷる/twippleから

    私は学長です。 RT @Yabuki_Itsuki: @__obake それが分からないということは、貴方は放送大学出身ですか?そういう質問をすること自体が、放送大学なんですよ。違いがわからない人間が大学の教授にはなってはいけないということです。 #放送大学

放送大学の学長は、自分の輝かしい学歴や職歴(詳細後述)などは微塵も出さず「私は学長です」の一言で相手をぶった切るところが最高に格好いいと、ネットで評判になった。

放送大学の学生は、基本的には学問を目的に自ら進んで入学する。彼らの「学ぶ姿勢」を馬鹿にすることこそが真の愚であるが、この自称「某有名大学教授」は、そうは思わないらしい。

なお、両人の仕様は次の通り。

  • 矢吹樹
    • 自称某有名大学教授
  • 岡部洋一
    • アカデミックポジション
      • 東京大学名誉教授
      • 放送大学 学長
    • 主な略歴
      • 東京大学 大学院 工学系研究科博士課程修了
      • 東京大学 工学部 教授
      • 東京大学 先端科学技術研究センター教授
      • 東京大学 先端科学技術研究センター長
      • 東京大学 駒場オープンラボラトリー長
      • 東京大学 情報基盤センター長
      • IBM Watson研究所 San Jose研究所 外国人研究員
      • 電子情報通信学会フェロー
      • 文部科学省独立行政法人評価委員会委員、科学技術分科会長、基礎基盤部会長など他
    • 家族
      • 実父は工学者で、元静岡大学 教授の岡部隆博
      • 祖父は工学者で、マグネトロンの発明で文化勲章受章者の岡部金治郎
      • 義父は工学者で、マイクロ波研究で文化功労者の岡村總吾
      • 義祖父は工学者、写真電送で文化勲章受章者の丹羽保次郎
      • 義弟は情報ネットワークの後藤滋樹
    • 受賞
      • 電子通信学会米沢賞(1972(昭和47)年)
      • 新技術開発財団市村賞功績賞(1983(昭和58)年)
      • 新機能素子研究開発協会賞(1998(平成10)年)
    • その他の社会活動
      • 電気学会電気専門用語標準化委員会 委員長
      • European Conference on Applied Superconductivity, (EUCAS), Advisory Board
      • International Superconducting Electronics Conference, (ISEC), Advisory Board

矢吹樹がなぜかっこわるいかと言うと、「たかが放送大学出身者」と侮って侮辱した相手が「放送大学学長」で、しかも「ものすごい経歴の持ち主」であり「格上」と判明した瞬間に沈黙し逃走してしまったことで、結局は自分自身が権威主義の虜だと露呈してしまったことにある。

「勉強がしたい」という理由だけで大学を選ぶのであれば、放送大学は悪い選択ではない。放送大学の学長は、上にあるくらいのスペックであり、学校のレベルは高い。また、入学しなくても教科書を購入するだけで無料で放送を見て学ぶことができる。

単に放送大学は、「有名大学卒の肩書きを得て就職して社会で活躍する」といった昨今の大学の就職予備校的な状況とは結びついていないだけのことである。

社会人が学問に再び興味を持ち自発的に学ぶのであれば、何の問題もないし、むしろ生涯学習は推奨されるべき事である。

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